超リアルな人物画の描き方を紹介する動画がYouTubeに投稿されました。独学で培った手法で、超リアルな高齢女性のポートレートを描く様子は、まさに圧巻……。
●日本製文房具も駆使してリアルな人物画を描く
投稿したのは、海外のYouTubeチャンネル「Art By Ali Haider」です。
用意するのは、鉛筆やドライブラシ、ボールペンに加え、電動消しゴム、ねり消しといった意外なものまで。また、トンボ鉛筆製のスティック消しゴムなど、日本製の文房具も登場します。
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まず画用紙を広げ、定規で引いたグリッド線を基に鉛筆で下書きします。手で顔を覆っている人物を、おでこから下に向かって描きます。
●スティック消しゴムで白髪を1本ずつ描く
黒鉛がこぼれないように画用紙の端にマスキングテープを貼ったら、ネイルアート用のドットペンで髪の毛に立体感をプラス。続いて、8Bの鉛筆で髪の毛やおでこを塗りつぶすように黒く描きます。
一面真っ黒の髪の毛に、トンボ鉛筆のスティック消しゴムで細い線を描き、白髪を表現。1本1本丁寧に描くために、先端を鋭利に保つのがポイントだそうです。さらに、スティック消しゴムや電動消しゴムを使い分けて黒鉛を取り除き、しわの隆起がリアルなおでこを描きます。
●ねり消しの吸着力を生かして肌の質感を生み出す
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鉛筆で力強く黒目を塗り、鼻や頬、目の周りには6Bのグラファイトパウダーを重ねたら、ねり消しの登場です。細く丸めた先端をトントンたたくように押し当てると、一面黒だった肌が少しずつ白っぽい色に変わっていき、よりリアルな質感に近づいてきました。
さらに、目の周辺に鉛筆で濃い線を何本も引き、しみやしわを表現。指も、顔と同様に消しゴムで色を調整し、爪の先端まで丁寧に表現します。全体を通して、鉛筆などで黒く塗り、消しゴムなどで黒鉛を取り除くという工程を何度も重ねてリアルな質感を作り出しているようです。
最後に、自らのサインを入れて完成! 超リアルなモノクロの人物画が出来上がりました。あまりのリアルさに、この作品には、「私はYouTube史上最高のアーティストである、あなたの大ファンです」「丁寧にテクニックを教えていただき、本当にありがとうございました!」「素晴らしいディテール」「この素晴らしいアート作品を共有してくれてありがとう」といった声が寄せられました。
画像引用:YouTubeチャンネル「Art By Ali Haider」
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