米Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは1月24日(現地時間)、2025年中にAI推進のために600億〜650億ドルの設備投資を計画していると発表した。
資金の多くは大規模データセンターの構築に充てられる。「マンハッタンの大部分をカバーするほどの規模の、2GW以上の電力を消費するデータセンターを建設している」と語り、昨年12月に発表したルイジアナ州に建設予定のAIデータセンターの広さをマンハッタン島に重ねる画像を添えた。
Metaは2024年第3四半期の業績発表で、2024年通年の設備投資額は約380億〜400億ドルになるとし、2025年にはさらに大幅な増加が見込まれると予告していた。
この資金ではまた、AIのための「GPUを年末までに130万個以上購入」し、AIのためのチームを大幅に拡大する計画という。
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こうした取り組みで、「2025年には、Meta AIが10億人以上の人々をサポートする主要なアシスタントとなり、Llama 4が最先端のモデルになる」とザッカーバーグ氏は語った。
Meta AIの昨年第3四半期時点のMAUは5億人だった。また、同社の現在のLLMはLlama 3で、Llama 4はまもなくリリースの予定だ。
この投稿は、AIでMetaと競合する米OpenAIが1000億ドル規模のAIインフラ構築合弁事業「Stargate Project」を発表した翌日に行われた。発表はドナルド・トランプ米大統領の記者会見の場で行われた。Stargateには、ソフトバンクG、Oracle、MGX(アブダビ首長国の投資会社)が参加する。
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