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<卓球:全日本選手権シングルス>◇25日◇第5日◇東京体育館◇女子準々決勝
昨夏のパリオリンピック(五輪)銅メダルの早田ひな(24=日本生命)が、準決勝へ駒を進めた。
芝田沙季(ミキハウス)を4−1(11−5、11−7、12−10、8−11、11−5)で退けた。序盤から高い集中力を発揮し、主導権を渡さなかった。第4ゲームこそ奪われたものの「バックのショット、スピードのあるボールへの怖さを打開できた」と納得顔。「本当に1試合ずつ徐々に自分の感覚が戻ってきている」と手応えを口にした。
五輪後、ここまで連戦でコンスタントに試合をこなすことは初めてで「昨日の2試合ぐらいから未知の世界」。パリで痛めた左腕の状態についても「試合が終わったばかりでアドレナリンが出ていて分からない。2〜3時間後に状態確認という感じ」と話すにとどめたが、「感覚も良くなってきている。明日のパフォーマンスは明日の自分に任せたい」と前向きだった。
今大会では、史上6人目の3連覇がかかる。「パリ五輪までの自分には戻ることはできなくて、当たり前にできていたことが当たり前にできなくなる。それでもあきらめずに頑張れば違う世界が見えてくるということを伝えられたら」と力を込めた。
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26日の最終日は準決勝と決勝が行われ、準決勝で急成長中の大藤沙月(ミキハウス)と対戦する。
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