アル・ナスル、ヴィラの21歳FW獲得へ正式オファーか…引き抜きには約156億円が必要？

　アル・ナスル（サウジアラビア）は、アストン・ヴィラに所属するコロンビア代表FWジョン・デュランの獲得に動いているようだ。24日、イギリス紙『テレグラフ』が報じた。

　現在21歳のデュランは2023年1月にシカゴ・ファイアー（MLS）からプレミアリーグのアストン・ヴィラに完全移籍。今季は途中出場がメインとなっているが、ここまで公式戦28試合に出場して12ゴールを記録している。

　ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやセネガル代表FWサディオ・マネらを擁するアル・ナスルは、現在リーグ戦4位。後半戦の巻き返しに向けてシーズン後半戦の攻撃陣を牽引するストライカーの獲得を目指しており、デュランに対して正式なオファーを用意しているとのことだ。ステファノ・ピオリ監督が率いるチームの外国人枠はすべて埋まっているものの、U−21歳以下の選手の一人に代わってデュランが登録される可能性もあるという。

　なお、デュランは昨年10月にアストン・ヴィラとの契約を2030年夏まで延長したばかりで、ウナイ・エメリ監督や上層部もデュランの売却を考えていない。そのためアル・ナスルは、アストン・ヴィラを説得するため、移籍金8000万ポンド（約156億円）ほどの取引が必要になると認識しているようだ。