1月19日のWIN5は的中票がなく、4年半ぶりのキャリーオーバーとなった。つまり、今週的中すれば、普段よりもお得ということ。そこで対象5レースで「押さえておきたい馬」を人気馬と穴馬から1頭ずつ、各レース計2頭ずつ紹介したい。
まずは中京10R・トリトンステークス(4歳上・3勝クラス・芝1400m)だが、中心はユハンヌス(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)だ。今回と同舞台の前走は前有利の展開の中、断トツの上がりを使ってクビ差の2着。極端に外を回す形にならなければ、今度こそ勝ち切れるか。一方、穴っぽいのはガロンヌ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)。近走はひと息だが、昨春にはリステッドの橘Sを制している実力馬。攻め時計は良く、そろそろ復活があるかも。
中山10R・江戸川ステークス(4歳上・3勝クラス・ダ1200m)は混戦だ。前走の勝ちっぷりが良かったアイアムユウシュン(牡4、美浦・奥平雅士厩舎)が一応の中心。コパノハンプトン(牡5、栗東・宮徹厩舎)の前々走は直線入口で不利があり、前走は結果的に前残りだった。常にコンマ差の競馬で着順ほど負けておらず、展開の助けがあれば大駆けがあっていい。
小倉11R・壇之浦ステークス(4歳上・3勝クラス・芝1800m)は惜敗続きのセブンマジシャン(牡5、栗東・高野友和厩舎)を必ず押さえておこう。そして穴はマイネルティグレ(牡4、栗東・西園正都厩舎)。昇級戦の前走は直線で前が詰まったので参考外。2勝クラスを勝ったコースで本領発揮を期待したい。
中京11R・プロキオンステークス(4歳上・GII・ダ1800m)はサンライズジパング(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)が中心となる。そして大穴はロコポルティ(牡7、栗東・西園正都厩舎)。重賞では苦戦続きだが、昨秋はいい頃の出来になかったよう。3走前に平城京Sを勝った時の走りが再現できれば、このメンバーでも上位争いになっていい。
最後の中山11R・アメリカジョッキークラブカップ(4歳上・GII・芝2200m)は、日本ダービー馬のダノンデサイル(牡4、栗東・安田翔伍厩舎)が大本命となる。一方、大穴党にオススメはニシノレヴナント(セ5、栗東・上原博之厩舎)だ。中山芝では2500mで2戦2勝。今回と同じ2200mでは昨秋のオールカマーが9着だが、当時は超がつく前有利の展開だったので致し方なし。上がり3Fはメンバー中最速で、決して内容は悪くなかった。差しが届く流れになれば、アッと驚く戴冠があっても不思議はない。