アトレティコ・マドリードは23日、同クラブに所属するスペイン人DFハビ・ガランの負傷状況を報告した。
ガランについては21日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第7節のレヴァークーゼン戦にスタメン出場していたものの、同試合のハーフタイム、負傷の影響が懸念されて途中交代となっていた。なお、試合は前半に退場者を出したアトレティコ・マドリードが1点ビハインドを強いられながらも、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの2ゴールにより、2−1と逆転勝利を飾っている。
同試合から2日後、アトレティコ・マドリードはガランのメディカルレポートを発表。クラブのメディカル部門による検査の結果、中程度の足首の捻挫が確認されたという。ガランは理学療法による治療とリハビリをスタートさせていることも併せて伝えられた。
クラブから正式な離脱期間は明かされていないものの、スペインメディア『アス』によると、およそ2週間程度の離脱が見込まれるという。復帰の目標は、2月8日に控えたラ・リーガ第23節、敵地で行われるレアル・マドリードとの“マドリード・ダービー”だと指摘された。同試合までの期間、アトレティコ・マドリードはCL・リーグフェーズ最終節のザルツブルク戦等公式戦4試合を控えているが、ガラン不在の状況で戦うこととなる。代役を務めるのは、レヴァークーゼン戦でもガランに代わって後半の45分間を戦ったモザンビーク代表DFヘイニウド・マンダーヴァ、もしくはブラジル人MFサムエウ・リーノとなりそうだ。
現在30歳のガランは自身のキャリアのなかで4部、3部、2部と着実にステップアップを果たしており、2023年夏にはセルタからの完全移籍でアトレティコ・マドリードへ加入。しかし、昨季はリーノが左ウイングバックの定位置を確保しており、公式戦ではわずかな出場機会しか得られないまま、冬にレアル・ソシエダへレンタル移籍。日本代表MF久保建英を擁するチームで主力に定着すると、昨年夏にはアトレティコ・マドリードへ復帰した。
今季も開幕直後はベンチを温める日々が続いたが、昨年10月頃から定位置の座を奪い、現在は左サイドバックの1番手として活躍。クラブ記録を塗り替える公式戦15連勝にも貢献していた。ここまで公式戦20試合のピッチに立ち、ディエゴ・シメオネ監督からも信頼を寄せられている。
【ハイライト動画】アトレティコ、アルバレス2発でレヴァークーゼンに逆転勝利