ナポリを率いるアントニオ・コンテ監督が、25日のセリエA第22節ユヴェントス戦を振り返った。同日にイタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えた。
首位に立つナポリが、リーグ戦で無敗継続のユヴェントスと激突。“ビアンコネロ”に加入したばかりのランダル・コロ・ムアニに移籍後初ゴールを許してビハインドで折り返したものの、56分にアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサが同点ゴールをマーク。さらに69分、ロメル・ルカクのPK成功でナポリは逆転し、2−1の勝利を収めた。
リーグ戦7連勝を達成したコンテ監督は同試合後、「これまで無敗で、優秀なチームを擁し、まだ移籍市場で動いている偉大なチームに対する素晴らしいパフォーマンスだった。努力が報われたことを証明するものであり、私は大きな満足を感じている」と選手たちのパフォーマンスを手放しで称賛。さらに次のように言葉を続け、チームとして一致団結していることへの手応えを示している。
「私たちはグループの力と仕事によって前進すると、やみくもに信じているグループだ。アタランタ戦とユーヴェ戦の2つの勝利は、私たちに強さ、自尊心、自信を与えてくれる。しかも、誰が離脱してもおかしくない時期にだ。私はいつもグループに対して、『決して泣くな』と教えている。人々はよく、私たちのチームに欠けているものについて聞いてくるが、私の考えでは、グループのリーダーである者は、自分たちが何を持っているのか、どうすれば違いを生み出せるのかを考えなければならない」
2試合消化が少ない2位インテルとは暫定勝ち点差「6」。コンテ監督は「昨年のことを思い出すだけでも、1年前の彼ら(インテル)との差を考えると、頭が痛くなるような数字だ。そして今、重要な差をつけているのは我々だ。今年の初めから私たちは飛躍的な成長を遂げたが、それはすべて神の恩寵によるものではなく、仕事によってのみもたらされるものだ。私は、これこそが欧州レベルのサッカーをするナポリだと言う」と、不振の昨シーズンからの成長を実感している。
ナポリの次戦は2日に行われ、ローマと敵地で対戦する。
【ハイライト】ナポリ 2−1 ユヴェントス