【北京時事】中国国家統計局が27日発表した1月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.1だった。前月比1.0ポイント低下し、4カ月ぶりに景気の拡大・縮小を判断する節目の50を下回った。春節(旧正月)連休を前に製造業が閑散期に入ったことが主因。
項目別では、供給の強さを示す生産の下げ幅が大きかった。外需関連指数の新規輸出受注も46.4と前月から1.9ポイント低下。トランプ米政権が対中関税の引き上げ方針を掲げる中、輸出の先行きに対する懸念が広がった可能性がある。統計局の専門家は景況感について「やや悪化した」と説明した。