<フィギュアスケート:国民スポーツ大会冬季大会(旧冬季国体)>◇第1日◇27日◇岡山・ヘルスピア倉敷◇少年男子ショートプログラム(SP)
ジュニアながら昨年末の全日本選手権2位の中田璃士(りお、16=千葉)が、80・03点でSP首位発進を決めた。
冒頭のトリプルアクセル(3回転半)で2・40点の加点を引き出すなど、全3本のジャンプを危なげなく成功。優勝した全国高校選手権(インターハイ)から中4日の過密スケジュールながら、エネルギッシュに演じきり「(西野)太翔とか(高橋)星名くんとか、上手な選手がたくさん出ている。負けたくないので1つ1つのジャンプを決めることに意識していた」と汗を拭った。
県を背負って団体で戦う国スポへの参加は初めて。白を基調とした真新しい「CHIBA」ジャージーに身を包んだ。無観客ながら、たくさんの仲間からリンクサイドで大声援を背に滑走。「観客がいない分、選手たちが盛り上げないとダメ。演技の時は集中して、(盛り上げるために)終わった後も自分のできることをしたい」と、大会を通して中心にいるつもりだ。
日本男子7人目の優勝を目指す世界ジュニア選手権は2月24日にハンガリーで開幕する。「世界ジュニアに向けての最後の試合になる。明日は世界ジュニアだと思ってできることは全部やりたい」。28日のフリーでは、冒頭に4回転ループに挑戦する予定。「疲れを見せないように集中したい」と力強く話した。【勝部晃多】
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