中居正広の女性トラブルをきっかけに、凋落の道をたどるフジテレビ。スポンサーからだけではなく、視聴者からも厳しい目が向けられており、ネット上では、
《いまのフジテレビはここ数年でいちばん面白い》
といった皮肉のコメントに15万以上の“いいね”がつく事態になっている。
「かつて“楽しくなければテレビじゃない”をスローガンに掲げたフジテレビ。しかし、楽しませるべき存在の視聴者の多くは、不信感を抱いているようです」(芸能ジャーナリスト)
そんな視聴者の声を聞くべく、週刊女性は全国の20代〜60代男女500人にアンケートを実施。週刊女性が示した選択肢から複数を選べる形式で、フジテレビがどんな対応をとるべきか聞いた。
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そのなかで、多く回答があったのが、フジテレビ社員や経営陣の身の振り方に関するもの。
「経営陣が全員辞任するべき」という意見が26・6%、「中居のトラブルに関与した社員が退職するべき」が29・4%、「“上納接待”をしたことがある社員が退職するべき」が31・2%だった。
頑張って働いている社員もいると思う
経営陣の“引責辞任”を求める人は、
「まず女性をモノのように扱っている社風を改善すべく、幹部が責任を取って辞めるべき」(40代女性)
「第三者的な立場の経営陣を新たに迎えて抜本的な改革に臨む姿勢を見せるしか生き残る道はない」(40代男性)
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などと、組織の改善が望まれている。
一方で“上納接待”や中居のトラブルに関与した社員の退職を求める理由には、
「接待している人に問題があるので」(30代女性)
「頑張って働いている社員もいると思うので関係者だけ辞めればいい」(50代女性)
といった声があり、誠実に働く社員のことを案じているようだ。
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次いで、「女性社員の接待への参加を禁止にするべき」と回答した人は31・8%に。
「夢を持って入社した社員が、接待等に利用されて人生が狂ってしまうのはおかしいと思うから」(20代女性)
「きちんと守る体制をつくるべきだと思う」(50代女性)
フジテレビは今後、女性社員の人権と身の安全を確保する必要もありそうだ。
日本の芸能界を見直す必要がある
39・2%という、もっとも回答が多かったのは「タレントへの接待を禁止にするべき」という意見。
「接待をしなければ出演してくれない人はテレビに出る必要がないと思うから」(50代女性)
「これを機に日本の芸能界を見直す必要があるから」(20代男性)
などと、業界全体の体質を問題視する声があがった。
「ひとまずは、第三者委員会の調査結果の公表が待たれます。それによって“上納文化”の全貌を明らかにする必要があるでしょう」(前出・芸能ジャーナリスト、以下同)
中居のトラブルも“きっかけはフジテレビ”だったと報じられているが、
「調査結果に誠実に向き合って、誰もが納得できるような改善策を講じなければ、テレビ局の存亡すら危うくなってしまうでしょう」