昨季にナ・リーグのMVPを満票で受賞したドジャース・大谷翔平選手(30)。現地時間1月25日(日本時間26日)にニューヨークで開催された全米野球記者協会(BBWAA)・ニューヨーク支部主催の授賞式を欠席したが、流暢な英語でビデオメッセージを寄せた。
グレーのジャケット姿で登場した大谷選手は、まずロサンゼルスで発生した山火事の影響によって出席できないことを説明。その上で「住居や愛する人を失ったすべての家族、山火事の影響を受けたすべての人々、そして避難を余儀なくされたり行方不明になったりしている動物たちに、私の思いと祈りを捧げます」と、お見舞いの言葉を述べた。
続けてワールドシリーズ制覇や2年連続でMVPを受賞した昨季を振り返り、「BBWAAからのナショナルリーグMVPに感謝します。今年はあらゆる点で非常に特別な年でした。感謝すべき人はたくさんいます」とコメント。球団関係者やスタッフ、ファンに向けて感謝の気持ちを述べるとともに、こう語ったのだった。
「美しい妻へ、いつもそばにいてくれてありがとう。そして、支えてくれている家族、友人たちにも感謝申し上げます」
最後は「この賞をロサンゼルス全体、そして警察や医療従事者などすべての初動対応者、消防士、そしてロサンゼルスで発生した山火事の消火活動に尽力したすべての消防関係者に捧げたいと思います」と語り、「団結して強くありましょう。私たちはこの困難を乗り越えることができます」と呼びかけていた。
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さかのぼること’24年1月の授賞式では、原稿を読みながら約2分間のスピーチを披露していた大谷選手。だが今年は原稿を読む素振りはなく、まっすぐに前を向いて約3分間にわたって英語でスピーチを行った。
英語が1年前よりも流暢に聞こえた人もいたようで、Xでは《大谷さん英語上手くなってる〜》《感謝のことば素敵ね。すでに英語もペラペラなんだ》《最後のロスへのメッセージで泣いちゃった》と称賛する声が。
また、昨年末に第一子の妊娠を発表した真美子夫人にも向けた感謝の言葉に感動した人もいたようで、《「妻へ」じゃなくて「美しい妻へ」って言うの感服した 流石すぎる》《to my bautiful wife なんて最高の言葉》《泣いちゃった、大谷くんの真美子さんへのでっかい愛が伝わる》との声も上がっていた。
「“史上最悪”といわれるロサンゼルスを襲った山火事は、これまでに28人の死亡が確認され、多くの人々が避難生活を余儀なくされています。大谷選手も本拠地の危機に50万ドル(約7800万円)の寄付を発表しています。また、大谷選手が現在住んでいる地域には現段階で大きな被害は出ていないそうですが、妊娠中の真美子さんの安全確保のため、大谷夫妻は自宅には戻らず、エージェントが用意したコンドミニアムに避難しているといいます。
ビデオメッセージのスピーチでは消火活動にあたっている消防関係者や被災者だけでなく動物も気にかけるなど、全方向への気配りを感じる内容でした。始終真剣な表情だったのも、困難に直面している被災地や人々を思ってのことだったのかもしれません。大谷選手は投手として5月ごろの復帰が見込まれており、プライベートでは“パパ”になる予定です。佐々木朗希選手(23)も新たにチームに加わりますし、ドジャースの活躍がロサンゼルスを明るく照らしてくれることを願っているファンも多いでしょう」(在米ジャーナリスト)
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■流暢な英語でスピーチする大谷翔平選手
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■真美子夫人とグータッチする大谷選手
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