Travis Japanの松田元太が、2025年4月期のドラマ『人事の人見』(フジテレビ系)で主演を務めることが発表された。同ドラマは企業の「人事部」にスポットを当てた、オフィスエンターテイメント。松田といえば“九九が言えない”などおバカキャラとしてバラエティー番組で人気があるが、最近は演技面も評価され始めている。
フジでの放送に不安の声
「2022年にTravis Japanとして全世界配信デビュー後、2023年には日本テレビ系『ゼイチョー「払えない」にはワケがある』、2024年にはテレビ朝日系の『東京タワー』やフジテレビ系『ビリオン×スクール』など立て続けにドラマに出演しています。
最近では映画『ライオン・キング:ムファサ』で若き日のスカー“タカ”役で声優に抜擢されるなど、めきめきと頭角を現していますね。『ORICON NEWS』の『2024年ブレイク俳優ランキング 男性編』で1位に選ばれるほど、かなり注目を集めています」(テレビ誌ライター)
着々と実績を積み上げてきたところで、満を持しての“連ドラ初主演”。松田本人も《すごく大きな役割をいただいたと思っているので、全力で挑戦したいと思っています》とやる気に満ちているが、ファンからは放送局が「フジテレビ」であることに対して心配の声が。
撮影にも弊害
《このタイミングでフジは不安しかない》
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《4月までスポンサー残ってるのかな》
《ちゃんと制作して放送されるのかが心配……》
と、そもそもドラマが無事に放送されるかどうかを危惧するファンも少なくない。
なお、今回のドラマは松田ありきで役柄が作られた、いわゆる“当て書き”作品。脚本の冨坂友が松田に直接ヒアリングしたうえで、その“人となり”を役柄に落とし込んだという。まさに、バラエティーでの明るく熱血な“おバカ”キャラクターと、演技力の評価が見事にマッチした作品と言えるだろう。期待の作品なだけに、局側の事情でお蔵入りになることだけは避けたいものだが……。
「中居さんの騒動に端を発したフジテレビの一連の問題で、今なおスポンサーの“フジ離れ”は止まっていません。フジは各スポンサーに、ACジャパンに差し替えたテレビCMの料金は請求しない方針を通知しました。2月以降に契約済のCMについてもキャンセルを認め、料金は請求しないとのこと。そうせざるを得ない状況ではありますが、経営的な観点から見るとかなりのダメージがあることは明白です」(制作会社関係者)
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『東スポWEB』によると、影響はCMだけに留まらず、バラエティー番組でロケ地がなかなか決まらないなどの弊害も起きているという。このままでは、番組をまともに撮影できなくなる可能性も考えられるだろう。
松田にとってはせっかくの主演ドラマだが、果たして無事放送できるのか――。