「この会見はフジテレビの問題として、会長、社長以下で対応しています。これだけの事案になり、結果として会長と社長は退任します」
1月27日、こう語ったのはフジテレビの副会長である遠藤龍之介氏。この日、元タレント・中居正広氏(52)の女性トラブルをめぐり、フジテレビの経営陣が改めて会見を行うことに。そこでは社長の港浩一氏や会長の嘉納修治氏が辞任することが明らかとなった。
そんななか注目を集めているのが、フジテレビの相談役である日枝久氏の進退だ。
「日枝氏は’88年にフジテレビの社長となり、’01年に会長に就任。’17年にトップを退いたものの現在も取締役相談役として経営に関与しています。フジサンケイグループの代表も務めており、87歳になった現在も人事に強い影響力を持っているといわれています。
同局の役員を40年以上務めていることから、港氏が17日に開いた会見時点で視聴者から『日枝氏も会見に参加すべきだったのでは』と疑問視する声が。また23日に行われたフジの社員説明会では『日枝さんも含めて全役員や取締役が総退陣してほしい』という声も上がったそうです」(テレビ局関係者)
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しかし、日枝氏は27日の会見に出席することはなかった。そのことについて会見で記者から「なぜ、相談役の日枝氏がいないのか」と追及された遠藤氏だったが、その回答は「我々取締役もそれぞれの出処進退について、いろいろな方向でいろいろな方と、日枝も含めて私たちとそういう話をしたケースもあると思います。総括的にいろいろな人間とその話をしています」と的を得ていないものだったため「なんで逃げるんだ!」などの怒号が現場では起こっていた。
また会見では港氏や嘉納氏の辞任は発表されたものの、日枝氏の進退は明言されなかった。遠藤氏は「日枝氏はなんら責任を取らない、辞めると言わなかったのか」と問われると、「我々も総合的にいろいろな話もした。残る・残らない、残るとしたらどうなのかと。個別の局面でどういう会話があったかは控えさせていただく」と述べていた。
あくまで組織の体制は「暫定的」といい、遠藤氏は「第三者委員会の報告がリアルにいつ出るかわからない。その時期を一つの目処にして、それぞれの役員がそれぞれの責任を取るべきで、上級役員が責任を取るべきだ」と語っていた。
しかし、日枝氏が会見に参加しなかった上に、その進退も明らかになっていないことに不満を覚える視聴者も多い様子。Xでは日枝氏が“ノーダメージ”であることに、こんな声が上がっている。
《会見ちゃんと見れてないけど日枝相談役は欠席なのか 今回の問題に対して言える事が何もなかったとしてもとりあえず出席して座ってるだけでも多少印象が変わると思うんだけどな》
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《大親分は隠れたままか こりゃダメだね》
《日枝氏が辞任しなければ,問題は解決しない》
《日枝さんが辞任しないかぎり騒動は終息せんでしょ》
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