古い斧と新しい斧を戦わせてどちらが勝つのか試してみる動画がYouTubeで人気です。この動画は記事執筆時点で41万件以上視聴され、9300件以上の高評価が寄せられています。
この動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「Hydraulic Press Channel」。液圧で圧縮力を発生させるプレス機械“油圧プレス”で、いろいろなものを押しつぶす試みを発信しています。
●古い斧と新しい斧、どっちが強い?
今回は、“古い斧”と“新しい斧”を戦わせるとどちらが勝つのか? という実験。まずは、見るからに年季の入った古い斧を上に、まだ最近作られたばかりの新しい斧を下に、互いの刃を交差させた状態でプレスしてみます。古い斧はフィンランド製、新しい斧は中国製だと説明されています。
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●最初は斧が耐えきれず……
プレスされた斧は、そのまま刃同士が食い込むようにつぶされていきます。この最初の実験では、2つの刃がそれぞれ先端をつぶし合いながら、途中で斧自体が耐えられなくなってしまいました。失敗です。
もう一度やり直すと、今度もやはり同じような結果に。斧自体がプレスに耐えられなくなってしまい、曲がって押し合うことができません。古い斧が新しい斧の先端を食いちぎったような形になり、失敗してしまいました。
●三度目の正直! 勝負の行方は
そして今度こそ、同じ大きさ、同じような耐久性の新しい斧と古い斧を戦わせてみます。いざ勝負……!
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プレスすると、新しい斧が古い斧に吸い込まれるように刃の根元まで入っていきました。引き離してみると、新しい斧はきれいな二股に分かれています。これは、完全に古い斧の勝利ですね。
●もうひと勝負、金床戦も
最後にもうひと勝負、“フェアな戦いではない”と前置きしつつも、完全勝利した古い斧と、最新の金床を戦わせてみるという実験も付け加えられました。ハンマー台とも呼ばれる金床は、鍛造や板金で加熱するための金属を乗せる作業台のようなもの。鋳鉄製で、当然ながら安定していて頑丈である必要があります。
新しく作られたばかりの金床と、現在の勝者である古い斧、両者をぶつけてみると……? みるみるうちに金床へ大きなひびが入り、パカンと割れ落ちてしまいました。勝負あり、といった光景です。
こうして、完全に勝利したのは昔から長く活躍してきた古い斧という結果に。この結果、予想できましたか?
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●「君たちは鍛造がうまい」「斧がどれほどタフかわかる」と反響
この動画へは、「僕は800ドルもするフィンランド製ナイフを2本持ってる。君たちは鍛造がうまいよね」「ナイフでバターを切っているかのようだけど、実際には斧がどれほどタフかわかる」「僕は古いフィンランド製の斧を持ってるんだけど、『モダン』なものと交換するつもりはないよ」「どちらが強いかを知ることができてクール。でも実際には、たまに薪割りをするくらいの普通の人にはどちらでも問題ないだろうね」など、興味深く見守った視聴者からのコメントが寄せられています。
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