年金繰り下げ中・66歳男性の老後資金計画「公的年金は70歳から受給予定。人生95歳まで考えないと乗り切れない」

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2025年01月27日 20:10  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住66歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住66歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:66歳男性
同居家族構成:本人、パートナー(56歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:自営業・自由業
リタイア前の年収:400万円
現在の資産:預貯金1100万円、リスク資産1000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金10年、厚生年金15年

現在受給している年金額(月額)

老齢年金(国民年金・厚生年金):なし(70歳で繰り下げ受給予定) 
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):国民年金基金8万3000円、個人年金5万円

パートナーの年金や収入:給与収入300万円(年額)

「私的年金でほぼ月の支出は賄える」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由として「公的年金を繰り下げてまだ受給していないのに、それ以外の年金で月に13万3000円受給しているのだから、まぁ満足」と語っています。

ひと月の支出は約「13万円」。年金だけで「年に1〜2回足りない月がある」と回答されています。

「とにかく物を買わない・増やさない」

年金で足りない支出については「働いて得る給与、または投資からの収益。このどちらかで、月2万〜3万円程度を補填(ほてん)することがある」と投稿者。

現在は「週3日、施設警備員の仕事」をしていて「月12万〜13万円」を得ているほか、働くことで「健康の維持及び社会との繋がり確保」にも役立っているといいます。

さらに「仕事以外では、商品先物投資(短期売買)で、ここ3年程、月10万〜20万円ほどの収入を得ている」とも。

もともと「とにかく物を買わない・増やさない」主義だそうで、支出も自然と抑えられている様子。「都会では公共施設が充実しており、本やDVDは、かなりマニアックなものも借りることができる」とあります。

「今後10〜15年はNISAで積み立てる予定」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「商品先物を30年ほどやっているが、最初の頃は本業で稼いでいたせいか、大きな金額を突っ込み、損を出した挙句、担保にしていた株券を売却する羽目になるなど、かなりヤバかった。もっとこの分野の勉強をして、少額から始めるべきだった」と回答。

リスク資産については現在も見直しを考えているそうで、「国民年金基金や個人年金に入った頃は、自分の人生は75歳まで、という感覚でいた。しかし今は95歳まで、という考えでいないと乗り切れない。長生きリスク、というヤツ。そのために個別株の投資は卒業し、NISAでの積立投資を考えている。運用益を無税で受け取れるのは大きい」とのこと。

「読書、小旅行、散歩、映画・音楽鑑賞が趣味」という投稿者。「これらをあまり時間を気にせず出来るようになった」のは老後の喜びだと語られていました。

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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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