ローゼンボリに所属するU−21ノルウェー代表MFスヴェレ・ニーパンに対し、複数のクラブが関心を寄せているようだ。26日、イギリスメディア『アスレティック』や『ESPN』が伝えている。
2006年12月19日生まれで現在18歳のニーパンは、ボランチや中盤の攻撃的ポジションを主戦場とするプレーヤー。2021年1月に母国の名門ローゼンボリの下部組織に加入すると、翌年11月に15歳でトップチームデビューを飾った。2023シーズンから主力に定着し、ここまで公式戦通算60試合で13ゴール 11アシストをマーク。世代別のノルウェー代表でも活躍している。
今後の成長も楽しみなニーパンだが、現在複数のクラブがその動向を注視しており、今後の移籍市場で獲得に乗り出す可能性があるという。『アスレティック』が報じたところによると、アーセナルが同選手に熱烈な関心を寄せており、代理人およびローゼンボリとの交渉を行っているとのこと。ニーパンの獲得交渉はこのところ噂されている前線の戦力拡充とは別物で、より長期的な戦略に沿って行われているようだ。
一方で、『ESPN』はマンチェスター・シティやアストン・ヴィラ、ブライトンも獲得に興味を示していると指摘。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、これらのクラブがすでにプロジェクトを提示しており、最終的な決定権はニーパン側にあると伝えている。なお、マンチェスター・シティは、シティ・フットボール・グループ傘下のジローナが同選手と契約した後、将来的にスカッドに組み込む作戦も検討しているようだ。
現時点ではいずれのクラブとも合意には達していない模様。ノルウェーの“新星”ニーパンの去就に今後大きな注目が集まることとなりそうだ。