同じ女性であろうとも生理痛の重さは千差万別。ほぼ何も起きない人もいれば、動けなくなるほどおなかが痛くなる人や「薬を飲んでも効かない」という人もいます。
あなたの生理痛は重い? それとも軽い? よくわからないのなら、婦人科医が監修した「生理痛レベル診断」で調べてみるといいかもしれません。
【生理痛どんな感じ? みんなの声を聞いてみた】
大王製紙エリエールが10〜50代の女性4058人を対象にした生理痛に関する調査によると、「座っていられない」「寝込んでしまう」など重い生理痛を経験したことがある人はなんと47.7%。約2人に1人が重い生理痛を経験していることがわかりました。
生理痛がつらくて婦人科を受診したことがある人は21.8%。最も多いのは20代で、この年代をピークに受信者は徐々に減少していきます。
【レベル診断してみよう】
自分自身は生理痛が重いのか、それとも軽いのか。人によって感じるつらさは異なるので判断しにくい部分もありますよね……。
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そういうときはプロに頼るべし! 八丁堀さとうクリニック副院長 医学博士 日本産婦人科学会専門医である佐藤杏月先生が監修した「生理痛レベル診断」を参考にしてみて。
■生活に支障がない(鎮痛剤なしでもOK)→軽度レベル
・腹痛や腰痛、頭痛などはない、またはあっても軽い
・痛みはあまり気にならず、鎮痛剤を服用する必要はない
・日常生活に支障はなく、通学や通勤は問題なくできる
■鎮痛剤で痛みが軽減される→中度レベル
・腹痛や腰痛、頭痛などの症状が出る
・鎮痛剤を服用すれば、痛みがある程度治まる
・時々生理痛で横になる必要があるなど、日常生活に少し支障が出る
■鎮痛剤を使用しても効かないほどの痛み→重度レベル
・耐えられないほどの腹痛や腰痛、頭痛がある
・生理のたびに鎮痛剤を服用しており、飲んでも効かないことがある
・強い痛みで座っていられない、寝込むことがあるなど、日常生活に支障が出る
【重いかな?と思ったら…こんな理由があるのかも】
生理痛は、子宮内膜がはがれ落ちる際に分泌される「プロスタグランジン」という物質によって引き起こされるそう。その分泌量には個人差があるため痛みの度合いもそれぞれ。ですが、特に生理痛が重いと感じるのであれば、
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・冷えやストレスによる血行不良
・子宮収縮が強い、子宮頸管が狭い
・子宮内膜症や子宮筋腫といった病気の可能性
といったことも考えられるそう。心配な人は婦人科の受診もぜひ検討してみて。
<婦人科を受診すべき主な症状>
・生理のたびに鎮痛剤を服用するほどの痛みがある
・鎮痛剤を服用しても効かないほどの強い痛みがある
・通学、通勤が困難なほどの強い痛みがある
・寝込むほどの痛みがある
・以前よりも経血量が増えている
・ゴルフボールくらい大きなレバーのような血のかたまりが出る
・不正出血や吐き気、下痢などがある
また、「生理痛レベル診断」を監修した佐藤先生いわく、診断で重度レベルに該当した人にも受診をおすすめするということです。不安なことがあるのなら早めに解消しておきましょ!
参照元:エリエール公式サイト、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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