リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航が、プレミアリーグ適応の秘訣やチームでの役割について言及した。27日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
現在31歳の遠藤はシュトゥットガルトで主将としてプレーした後、一昨年夏にリヴァプールへ完全移籍で加入した。初年度はアンカーの主軸として公式戦通算43試合に出場し2ゴール1アシストをマーク。在籍2年目の今シーズンは、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの台頭により先発起用の機会は減少したが、カップ戦でセンターバック(CB)を務めるなど、ここまで公式戦17試合に出場している。
昨シーズンはプレミアリーグ初挑戦ながら徐々に適応し、中盤の底でチームを支えた遠藤。加入当初について「プレミアリーグはとても厳しく、適応に時間がかかりました」と振り返りつつ、「ここリヴァプールでプレーしていると、トレーニングも激しいですし、質の高い選手がたくさんいます。毎日プレミアリーグの試合のようなトレーニングをしているので、それが僕を強くしてくれたと思っています」と明かした。
遠藤が所属するリヴァプールでは、昨シーズンをもって約9年間続いたユルゲン・クロップ氏の長期政権が終焉。アルネ・スロット監督が就任して迎えた今シーズンはプレミアリーグでここまで16勝5分1敗という成績を収め、5年ぶりの優勝に向けて邁進しているほか、チャンピオンズリーグ(CL)で全勝を維持するなど安定した戦いを披露している。そんな好調のチームでの自身の役割について、遠藤は次のように語っている。
「守備ではボールを奪い返し、中盤を上手くまとめることが重要だと思いますし、それが僕のスタイルです。僕は常にチームを最大限に活かそうとしていますし、チームメイトが上手くプレーできるよう努力しています。それが僕の長所だと思っています。6番の役割でプレーする時には、もちろん汚れ仕事もしなければならないです。DFと連携しながら、チームメイトを助けることが重要です」
「トッププレイヤーになりたいのであれば、守備と攻撃の両方が必要です。守備をしっかりしなければならないですが、常に違いを生み出そうともしています。もっとクリエイティブになれるとは思わないけど、シンプルにプレーして、前に出て、サイドチェンジをするよう意識しています」