バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ・第8節アタランタ戦におけるポーランド人GKヴォイチェフ・シュチェスニーの先発起用を明言した。28日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
ここまで7試合を消化したリーグフェーズで6勝1敗を記録し、勝ち点「18」を積み上げているバルセロナ。全チーム最多となる26得点を挙げながら2位につける同クラブは、前節にベンフィカから逆転勝利を収めて決勝トーナメント進出を確定させた。しかし、同試合で先発したシュチェスニーはPKを献上するなど2失点に関与。ポーランド人GKは12日開催のスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝でも低調なパフォーマンスを露呈しており、現地のメディアやファンから少なくない批判を受けている。
そんななか、アタランタと激突する第8節を前にフリック監督が会見に出席。「私は(ジャン・ピエロ・)ガスペリーニを非常に尊敬しているんだ。彼は素晴らしい仕事をしている」と相手指揮官への敬意を示しつつ、「彼は8年ほど指揮を執っていると思うが、監督に継続性を持たせると何が起こるのか分かるだろう。彼らは独特のスタイルを持っている。非常に良いプレーをし、多くの得点を挙げているんだ。とても勇気があるよ。私たちは緊張感を持ってプレーしなければならない」と警戒の言葉を並べた。
また、注目が集まる守護神争いについては、「シュチェスニーについて何か良いことを言うと、イニャキ(・ペーニャ)が悪く見えるように思われることは分かっている。でも、それは私の望むことではない。誰がプレーするかを決めるのは私だ。シュチェスニーは素晴らしいキャラクターを持っているが、2人とも優れたゴールキーパーだよ」とコメント。一方で、「明日はシュチェスニーに決めた。しかし、2人ともいい選手だし、過去にはイニャキもとてもよくやっていた。私はチームにとって何がベストかを考える」とシュチェスニーの先発起用を明言している。