「編み物ブームが来てると聞いて 編み物はいいぞ…さわやかのハンバーグ編んだり麻雀牌全種編んだり出来るぞ…」
【比較写真】実物の「さわやか」ハンバーグと編み物ハンバーグをくらべて見る
こんなポストをされたのは某(@chobimario)さん。
投稿されたのは、実物と編み物の比較写真です。静岡で有名なレストラン「さわやか」の鉄板にのったハンバーグステーキが、なんと編み物で表現されています。麻雀牌も一見、編み物には見えない完成度の高さ!
「ジャンパイ欲しすぎる」
「上手すぎます…!!」
「ハンバーグがお皿含めてすごすぎます!」
「こっ細かい!」
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投稿には、緻密に計算され尽くした編み物について絶賛のコメントがたくさん寄せられました。ポストをされた某さんにお話を聞きました。
ーー編み物を始めたきっかけは?
「母が編み物をしていた姿に憧れて、小学校低学年くらいから編み物はやってました。当時は棒針編みこそ『編み物』みたいに思っていて、マフラーや帽子などを編んでいました。あみぐるみを作り始めたのは長男妊娠時くらいからなので、編み物歴35年、あみぐるみ歴は20年ほどでしょうか」
ーーさわやかのハンバーグや麻雀牌を編もうと思ったのは?
「もともと、他の人が編んだことのないものを編みたいという気持ちが強く、さわやかのハンバーグは外食に行って牛の鉄板と目が合ったときに『これ、編めそうだな』と。麻雀牌はコロナ時期に何か大作を編みたいと思っていて、家にある麻雀牌を見たときに『麻雀牌なんて私以外編む人いないだろ!』と」
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ーー制作過程での難しかった点などはありましたか?
「さわやかはとにかく牛の鉄板にこだわりました。牛の顔や足など、細部まで作り込みました。麻雀牌はやはり絵柄がめちゃくちゃ大変でした。
溶ける刺繍シートに実際の麻雀牌をあてて大体のラインをなぞり、編んだ麻雀牌に刺繍していったのですが、編地がぽこぽこしているため狙ったところに刺してもズレてしまうんです。やっとの思いで完成させても同じ絵柄をあと3個作らなきゃならない…苦行でしたね笑」
ーー実物のハンバーグと並べてみた時の率直なご感想は?
「さわやかは5年前に作ったのですが、そのときはちょいバズりしたので、店舗にいって撮影していいか尋ねたら、店員さんがあみぐるみの存在を知ってくれていてちょっと恥ずかしかったです。本物と並べた時は『ここはもっとこうすればよかった』と粗が目立ってしょうがなかったです。やっぱり本物のオーラは違いますね」
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ーーこういったものを作りたい!という発想はどこから?
「SNSで話題になったものを見ると『編みたい!』という気持ちがわきます。『ネタは熱いうちに編め』というのが信条なので、すぐに編んでしまいます。麻雀牌を編みたいという声がわりとあったので、今は編み方の動画を作ろうとしています」
ーー特にお気に入りの作品は?
「うちで飼っている猫に被ってもらう猫用帽子シリーズです。猫のストレスにならないように耳を出す穴を大きくとり、写真撮影はごく短時間でやらないといけないのでなかなか思った写真が撮れなかったりします」
某さんは「編み物ブームに乗っかって、たくさんの方に作品を見ていただき、とても嬉しいです。これを機に編み物に挑戦する方もいると思います。今回のブームが去ったとしても編み物熱は寒くなるとまた再燃する性質があります。今は本当に質がよくて安い毛糸がたくさんあるので、これからも気軽に編み物を楽しんで欲しいと思ってます!」と話してくれました。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・椎名 碧)