マンU、アーセナルから18歳DFヘブンを引き抜きへ…契約延長交渉は破談か

　マンチェスター・ユナイテッドが、アーセナルに所属しているU−19イングランド代表DFエイデン・ヘブンの獲得に近づいているようだ。28日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　現在18歳のヘブンは、身長189センチメートルの左利きのセンターバックで、2019年にウェストハムからアーセナルの下部組織に加入。昨年10月30日に行われたカラバオ・カップ4回戦のプレストン戦に途中出場し、トップチームデビューを飾ったが、トップチームでの出場はこの1試合のみとなっている。

　そんなヘブンに対してマンチェスター・ユナイテッドが関心を示している模様で、すでに契約締結に近づいているという。アーセナルとしては同選手の放出を望んではいないものの、トップチームには数多くのディフェンダーが在籍しており、出場機会を得ることが難しいと同選手が理解しているため、放出することになるようだ。

　また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、アーセナルからの契約延長オファーを拒否したヘブンには、フランクフルトからも関心が寄せられていたが、マンチェスター・ユナイテッドに加入することで合意し、メディカルチェックを受ける予定となっていることを伝えている。

　なお、マンチェスター・ユナイテッドは昨年10月、昨季限りでアーセナルを退団していたU−18デンマーク代表FWチド・オビ・マルティンを獲得しており、今度はトップチームデビューを果たしたばかりのヘブンも獲得することになりそうだ。ただ、『BBC』はヘブンが直接トップチームに加わるかは現時点では明らかになっていないことも報じている。