独ＶＷ、米工場拡張を検討＝トランプ関税対応―報道

　【ベルリン時事】ドイツ経済紙ハンデルスブラット（電子版）は２９日、独自動車最大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）グループが、トランプ米大統領が計画する関税引き上げに対応するため、米国工場の拡張を検討していると報じた。ＶＷは主力市場の中国で苦戦しており、北米でのシェア拡大を目指している。

　報道によると、ＶＷが米国内で唯一乗用車を生産しているテネシー州の工場拡張などが検討されており、傘下ブランドのアウディとポルシェの生産ラインを設置する案が出ているという。トランプ氏が実際に導入する輸入関税の規模や内容を踏まえて最終判断するもようだ。