Google、スマートウォッチ「Pebble」のOSをオープンソース化 創業者がPebble復活を予告

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2025年01月30日 08:51  ITmedia NEWS

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 米Googleは1月27日(現地時間)、2016年に事業を終了したスマートウォッチメーカー「Pebble」の基本ソースコードを、オープンソースとしてGitHub上に公開した。これに合わせ、Pebble創業者のエリック・ミギコフスキー氏がブログを更新。オープンソースのPebbleOSを使った、新しいPebbleの開発を予告している。


【画像を見る】創業者が新モデルを予告している「Pebble」


 Googleが公開したのはPebbleのOSの主要部分。通知、メディアコントロール、フィットネストラッキング、カスタムアプリや文字盤のサポートなど、スマートウォッチの基本機能を含む。ただし、チップセットサポートやBluetoothスタックなど一部の独自コードが除外されている。Googleは、Pebbleアーキテクチャにより、「軽量なシステムにより、リッチなユーザーエクスペリエンスと非常に長いバッテリー寿命を実現できる」としている。


 Pebbleはミギコフスキー氏が08年から開発を始めたスマートウォッチで、12年にKickstarterに登場すると当時最高額の資金調達を達成。4年間で200万台以上を販売し、1万6000以上のアプリと文字盤が世に生まれた。16年の事業終了後、一部の資産がFitbitに買収され、その後FitbitをGoogleが買収したことで、OSなどのPebbleの資産もGoogleの管理下に置かれていた。


 今回のソースコード公開は、販売終了後も製品サポートを継続している「Rebbleプロジェクト」の活動を支援する目的で実施されたもの。ミギコフスキー氏のブログによると、「Googleの友人に、PebbleOSをオープンソース化できるかどうか尋ねたところ、OKと返事が返ってきた」とし、1年をかけて、Google内のチーム(元PebbleのGoogle社員を含む)などと取り組んできたという。


 新モデルはオープンソース化されたPebbleOSを採用し、既存のPebbleアプリや文字盤との互換性も維持するという。ミギコフスキー氏は開発のための新会社を設立。「投資家から資金を集めたり、大きなチームを雇ったりすることは考えていない」「重要なのは持続可能性。クールなガジェットを作り続け、Pebbleを将来にわたって長く続けていきたい」としており、小規模でスタートするようだ。



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