【サンパウロ時事】メキシコのシェインバウム大統領は29日の定例記者会見で、米国が2月1日にメキシコに対して25%の関税を発動する事態が避けられるとの見方を示した。
トランプ米大統領は自国への不法移民の流入や合成麻薬「フェンタニル」の密輸でメキシコとカナダの防止策が不十分として、両国に対して関税を課すと警告している。シェインバウム氏はメキシコの対応について問われ、「(関税発動が)起きることはないだろう」と楽観的な見通しを表明。「(米国と)対話がある」と説明した。「もし起きれば、われわれの計画がある」とも語ったが、詳細には触れなかった。