マンC逆転の火付け役はコヴァチッチ!「先制点が僕らに勢いを与えてくれた」

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2025年01月30日 09:13  サッカーキング

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クラブ・ブルッヘ戦で先制点を挙げたコヴァチッチ [写真]=Getty Images
 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第8節(最終節)が29日に行われ、マンチェスター・シティ(イングランド)はホームでクラブ・ブルッヘ(ベルギー)を3−1で撃破。同試合のPOTM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いたクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチが、『UEFA』を通して喜びの声を届けた。

 前節のパリ・サンジェルマン戦を2−4で落としたことにより、マンチェスター・シティのここまでのCLにおける成績は2勝2分3敗。まさかのリーグフェーズ敗退となる25位で最終節に突入した。

 “背水の陣”との表現がぴったりなゲームは、前半終了間際にクラブ・ブルッヘのラファエル・オニェディカが先制ゴールを奪い、マンチェスター・シティは窮地に立たされる。だが、後半へ折り返した53分、コヴァチッチがピッチ中央付近からドリブルでボール持ち運び、自ら狙い澄ましたシュートを沈める。同点に追いついたマンチェスター・シティは、62分にオウンゴールで逆転に成功すると、77分にはボックス左でイングランド代表DFジョン・ストーンズからの浮き球パスを引き出したブラジル代表FWサヴィーニョが、右足でねじ込み、勝利を手繰り寄せる3点目をゲット。最終的に順位を22位まで上げ、なんとかプレーオフへ滑り込んだ。

 同試合のPOTMには、反撃の狼煙を上げる同点ゴールを挙げたコヴァチッチが選出された。UEFAのテクニカル・オブザーバー・パネルは「彼はボールキープの部分、ゲームのテンポを整える部分で際立っており、得点が欲しかった時間帯に貴重なゴールも決めてみせた」と、そのパフォーマンスを評価した。

 試合後、コヴァチッチは「まずはリーグフェーズ突破を決められて非常に嬉しく思うよ」と率直な心境を明かす。「言うまでもなく、僕らにとっては非常に重要なゲームだった。正直、最終節までこんな状況で戦うことは思っていなかったけど、それがサッカーというもの。僕らは浮き沈みの激しいシーズンを過ごしているけれども、僕らの“らしさ”は再び発揮できるようになってきたし、戦いを終えたことで、今は束の間の休息を取ることができる」と正直に語り、一時期と比較して、徐々に白星を重ねられるようになってきたチームに一定の手応えも示した。

 試合を振り返ったコヴァチッチは、まずは前半について「ゴール前での臨機応変さが足りず、チャレンジの面でも消極的だったと思う。結果的に失点してハーフタイムに入ることとなった」とコメント。一方で、3ゴールを奪って逆転勝利を成し遂げた後半については、「とても力強く、素晴らしいチャンスを作り出し、先制点も奪えた。ゴールが僕らに自信と勢いを与えてくれたね。最終的には試合をうまくコントロールし、2点を追加することができた。後半に見せたパフォーマンスにはとても満足している」とポジティブに評価した。

 また、自身の先制ゴールについては、「僕らは一刻も早く同点ゴールを奪わなければならなかったし、そのような背景が得点につながった。先ほども言ったように、先制点が僕らに勢いを与えてくれたと思う。とはいえ、僕らはとても落ち着いていた。チャンスがあることはわかっていたし、それを有効活用できたね」と話した。

 決勝トーナメントプレーオフの組み合わせ抽選会は今月31日に開催予定。マンチェスター・シティはレアル・マドリード(スペイン)もしくはバイエルン(ドイツ)と対戦する。

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