マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、“背水の陣”を振り返った。29日、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ最終節が29日に行われ、マンチェスター・シティは本拠地『エティハド・スタジアム』にクラブ・ブルッヘを迎えた。45分に先制を許したものの、後半開始早々の53分にマテオ・コヴァチッチが同点弾をマークし、62分にはオウンゴールで勝ち越しに成功。77分にはサヴィーニョが貴重な追加点を奪い、3−1で勝利した。
前節終了時点で25位に低迷していたマンチェスター・シティは、逆転での決勝トーナメントプレーオフ進出のためには勝利が絶対条件となっていた。そんな崖っぷちの状態で迎えた最終節で、過去20戦無敗と好調を維持していたベルギーの名門を撃破。最終的には勝ち点を「11」まで伸ばし、リーグフェーズでの敗退を何とか回避した。
グアルディオラ監督は対戦相手のクラブ・ブルッヘについて「特にボールを扱う時、彼らは非常に良いプレーをする。ここ20試合負けていなかったのも不思議ではない」と前置きしつつ、前半は自チームに勢いがなかったと指摘。その上で、ネットを揺らしたコヴァチッチやサヴィーニョを名指しで称賛しつつ、後半の内容を次のように振り返った。
「後半は心と魂を解き放った。今シーズンこれまでずっとそうしてきたように、サヴィーニョが素晴らしいリズムを与えてくれた。私は選手たちに残り45分だと伝えた。ゴールを決めさえすれば、ファンの力で逆転できると分かっていたよ。コヴァチッチは経験豊富な選手であり、今日は素晴らしいゴールを決めた。彼があのようにラインを破れることはユニークで特別なことだが、それをやり遂げた。今はそれを楽しむ時だ」
決勝トーナメントプレーオフでは、レアル・マドリードまたはバイエルンとベスト16進出をかけて戦うことに。グアルディオラ監督は「彼らは非常に手強いが、2週間後には数人の選手や新戦力が加わる。良い試合になることを期待しているよ」と意気込みを示した。
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