普通の50代主婦が“YouTube副業”を開始…半年後に「月297万円」の利益を出せたワケ

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2025年01月30日 09:20  日刊SPA!

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7泊8日のハワイ旅行にて、ゴルフを楽しむ渡辺さん
 収益化できたYouTubeの人気チャンネルを、高値で売価するビジネスがある。主婦の渡辺幸子さん(仮名・50代)も、チャンネルの運営と売却で大金を手に入れた一人。「これまでYouTubeを見たことがなかった」という50代女性はいかにして成功を手にしたのか。
◆初心者のチャンネルが半年で月収297万円を達成

 渡辺さんが運営していたのは、「日本称賛系」と呼ばれるジャンルのチャンネル。海外から見た日本の賞賛するべきポイントがテーマとなっており、「日本の素晴らしさを再確認して誇らしい気持ちになれる」と視聴者が集まっているいう。

 渡辺さんは2023年9月に運営を開始し、11月に収益化を達成。同月の収入は、35万7000円にもなったという。

「当時、日本称賛系が流行っていたので、私もチャレンジしてみました。9月は動画が3回しか再生されなくて苦戦しましたが(笑)、人気のチャンネルをマネして1日に2本投稿するようにしたところ、再生数が格段に伸びていきましたね」

 動画の再生回数は、10月に53万回、11月には142万回を達成。再生回数に比例して収入も増えていき、チャンネル運営開始から半年後の’24年3月には、月収297万円を記録したという。

◆チャンネルの売却額は1350万円に!

 高収入のチャンネルは、継続して運営したほうが稼げると考えるのが普通だろう。しかし、渡辺さんはチャンネルを売却する道を選ぶ。

「チャンネルの売却は、5月頃から考えていました。YouTubeは流行の移り変わりが激しいので、このまま運営しても同じように稼げるかはわかりませんし、1日2本の動画をアップし続けるのは、どんどんしんどくなってくる。それに、7月から海外旅行を計画していて、海外に行ってまで動画をアップしたくなくて(笑)。人気のあるうちに、チャンネルを売却することにしました」

 YouTubeのチャンネルの売買は、いまやM&Aサイトで取引が行われるほどポピュラーなもの。

「ただ、私のチャンネルは登録者数や再生回数が多くて高額になってしまい、M&Aサイトで個人の方に売却できなくて……。海外旅行に行く前に売却したかったのと、引き継ぎ業務を減らしたかったので、チャンネルの運営を教えてくれたスクールの方にお願いして、条件に合う企業を探してもらいました」

 渡辺さんのチャンネルの売却額は、なんと1350万円! 交渉に時間をかければ、「もっと高値で売却できる可能性もあった」というから驚きだ。

◆普通の主婦がYouTubeを始めたワケ

 こうして大金を手にした渡辺さんだが、チャンネル作りはまったくの初心者。しかも、YouTubeを視聴する習慣もなかったそう。

「私は会社勤めをした後、結婚して駐在員として海外で暮らしていました。そのときにフラワーアレンジメントや絵付けなどの習い事をして、自宅でサロンを開いていたんですね。帰国後に仕事を辞めてもサロンは続けていたのですが、絵付けで使う材料を海外から輸入していたこともあり、物販に興味を持ってはじめてみたんです。でも、物販の事業はなかなか軌道に乗らなくて、ちょっと疲れてしまいました」

 そんなときに出会ったのが、チャンネルの運営方法が学べるスクールだったという。興味を持った渡辺さんは入学を決意する。

「私はYouTubeをほとんど見たことがなかったですし、動画の編集や台本を作成したこともありませんでした。でも、動画編集や台本作成は外注できうることを知って目から鱗が落ちましたね。これまでは自分で学んだ技術をサロンで教えてきたのですが、外注化すれば、自分ができないことでも仕事になるんだと感動しました」

◆最初に立ち上げたチャンネルは「恐喝」の被害に

 渡辺さんは、個人が持つスキルや知識を売り買いできるサービスなどを利用して、動画編集と台本作成を外注化。当時、流行していた「朗読系」で、嫁姑問題で最終的に嫁側がスカッとするエピソードを紹介するのチャンネルを2023年2月に立ち上げた。

「朗読系のチャンネルは、日本称賛系のチャンネルよりも出だしが好調で、すぐに数万再生を記録しました。これならすぐに人気チャンネルに育てられると思った矢先、嫌がらせに遭ってしまったんです。台本はこちらで用意したものですし、フリー素材の写真や音楽を使っているのに、運営に著作権を侵害していると虚偽の報告をされてしまいました。

そして、報告を取り下げるかわりにお金を払えというんです。人気のチャンネルは、こうした『恐喝』のような事件が多発しているみたいで、最初のチャンネルはこれが原因で再生回数が急落してしまいました」

 YouTubeは、訴えられたほうは圧倒的に立場が弱く、渡辺さんは泣き寝入りするしかなったそう。しかし、諦めずに再挑戦した日本称賛系のチャンネルで成功を掴んだ。

「YouTubeは、視聴者の多い人気のジャンルでチャンネルを立ち上げて、とにかく継続することが大事。継続していれば、いずれ再生回数が増えて収益化できると思います。それに、私のように動画編集と台本作成を外注化すれば、初心者の私がやるよりも効率的ですし、クオリティの高い動画にもできる。

 今後は新しいチャンネルを軌道に乗せて、ディレクションも外注したいと考えています。ゆくゆくはすべての業務を外注に任せて、複数の人気チャンネルを運営したいですね」

このニュースに関するつぶやき

  • ユーチューブは制約が多いのを感じる。ユーチューバーのしんいちちゃんは数回著作権に引っかかったとですw
    • イイネ!2
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