英国のヘンリー王子(40)が28日、米カリフォルニア州モンテシートの自宅で撮影された動画をサプライズ公開した。
王子は、自身がパトロンを務める重病の子どもたちを支援する英国の慈善団体「ウェルチャイルド」が複雑な病状を抱える若者と彼らのケアに全力を尽くす人々を表彰するウェルチャイルド・アワードへの投票を呼びかける動画に登場。「この賞のおかげで毎日見せる強さ、回復力、勇気に関する驚くべき物語にスポットライトを当てることができます。今年はウェルネス・アワードは記念すべき20回目となります。この素晴らしいコミュニティの勇気と思いやりを称えることは本当に光栄です」と語り、インスピレーションを与えてくれる素晴らしい人々を表彰するための投票を呼びかけた。
王子が公に姿を見せたのは、英タブロイド紙サンなどを発行元する新聞社ニュース・グループ・ニュースペーパーズ(NGN)を違法取材で訴えていた裁判で和解し、少なくとも1000万ポンドの賠償金と全面的な謝罪を勝ち取った後初めてとなった。
2007年から同団体を支援している王子は昨年9月、授賞式に出席するため単身で帰国していた。
王子は2021年にも自身が設立した負傷兵士らのための国際スポーツ大会インビクタス・ゲームがコロナ禍で延期が決まった際にも、自宅で撮影した動画でメッセージを寄せたことがある。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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