ドナルド・トランプ米大統領の長女イヴァンカ・トランプさん(43)が28日、大規模な山火事で破滅的な被害を受けたロサンゼルスを訪問し、被災者に物資を届けた。24日に被災地を視察して地元指導者との意見交換を行ったトランプ大統領夫妻に続く、現地訪問となった。
イヴァンカさんは、ジーンズにデニムシャツ、スニーカーというカジュアルな装いで低所得者やホームレス、困窮家庭などを支援する非営利センターの「ドリームセンター」を訪問し、ボランティアや救急隊員を激励。支援を必要とする家族に、おむつや基本的な生活必需品、家庭用品、食料品などを配布するのを手伝った。また、被災者家族とも対面して交流する姿や、温かい食事の配給を行う様子なども報じられた。
報道によると、イヴァンカさんは被災者家族に救援物資を配布する活動を行う団体シティ・サーブと組み、大きな被害を出した北東部のアルタデナの教会とドリームセンターでの支援活動に加わったものだという。イヴァンカさんと同団体は、2023年のハワイ・マウイ島の火災や昨年ノースカロライナを襲ったハリケーンでも被災した人々を支援している。
7日に発生した山火事は、29日現在も完全鎮火には至っておらず、ロサンゼルス近郊5カ所で現在も延焼が続いている。これまで1万6000棟を超える建物が焼失し、28人の死亡が確認されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。