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<フィギュアスケート:国民スポーツ大会冬季大会(旧冬季国体)>◇最終日◇30日◇岡山・ヘルスピア倉敷◇成年女子フリー
3月の世界選手権(米ボストン)で4連覇を目指す兵庫代表の坂本花織(24=シスメックス)が、国スポ個人3連覇を飾った。ショートプログラム(SP)で非公認大会ながら自己ベストを上回る得点を記録し、首位発進。フリーも1位の147・76点をマークし、合計228・17点で個人優勝を決めた。
「やべえ、やっちまった」。序盤から快調に飛ばして7本のジャンプを全てそろえたが、最後のエレメンツのスピンでまさかの転倒。リンクサイドの中野園子コーチに「絶対怒られる」と視線を送った。演技後にかけられたのは「大きい大会じゃなくて良かったね」という一言。真摯(しんし)に受け止め、「練習でもしないミス。気を引き締めろと言うことかな」と苦笑した。
26年ミラノ・コルティナ冬季五輪までは約1年となった。世界選手権では五輪の枠取りもかかり、シーズン最終盤でも気が抜けない戦いが続く。「今まで以上に気を引き締めてやっていかないといけないし、そこを乗り越えれば本番もいけるかな。残りの試合で『もうひと締め』して挑めたら」と力を込めた。次戦は2月7日に開幕するアジア冬季競技大会(中国・ハルビン)。ここから気合を入れ直していく。
個人2位は千葉百音(京都)、同3位は住吉りをん(東京)、愛知県が総合優勝を果たした。
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