JR西日本「トレインパーク白山」にドクターイエロー(T3編成)展示へ

JR西日本と白山市は30日、リニア・鉄道館で現在展示しているJR西日本所有の「ドクターイエロー(T3編成)」について、JR東海から返却の申し出を受け、返却後は石川県白山市の「トレインパーク白山」に保存展示すると発表した。展示開始は6月頃を予定している。


「ドクターイエロー(T3編成)」は1979年に製造され、営業線を走行しながら東海道・山陽新幹線(東京〜博多間)の電気設備・軌道設備等の状態をチェックしていた車両。2005年に後継となるT5編成が登場し、T3編成は検測走行を終了。その後、JR東海から貸与の申入れを受け、2011年からリニア・鉄道館で7号車を展示していた。

今回、リニア・鉄道館で「ドクターイエロー(T4編成)」が新たに展示されることになり、その入替えとして、「ドクターイエロー(T3編成)」がJR東海から返却されることとなった。JR西日本は保存展示箇所を検討した結果、「トレインパーク白山」で保存展示することを決定したという。


新たな展示場所となる「トレインパーク白山」は、北陸新幹線の車両基地に隣接する新幹線を中心とした体験型施設。「ドクターイエロー(T3編成)」は1階のエントランス横にある多目的スペースに展示される。展示開始は6月頃の予定。詳細が決まり次第、別途案内するとのこと。（木下健児）