きょうだい家族が家に遊びにきたとき、小さい子どもがいると可愛くて写真を撮りたくなってしまうこともありますね。またあまり集まれないとなれば、みんなで記念撮影をする場合も。でもそれが思わぬトラブルを招くこともあるようです。ママスタコミュニティのあるママから、こんな投稿がありました。
『弟と義妹、2人の子どもがわが家にきました。楽しく和やかな時間を過ごし、写真も撮りました。私の息子と姪っ子が並んでいた写真があったのですが、少し間を空けて義妹が立っていたので見切れてしまっていました。それを含めて撮影した写真をグループLINEで送ったところ、2週間程度経ってこの写真に対して「なぜ私だけ見切れているのでしょうか」と義妹からコメントがありました。驚いてすぐに確認したのですが、そのコメントは削除されていました。私に対して書いたであろう文ですが、見切れて写っているのはそんなにだめだったのでしょうか?』
子どもたちがとても可愛く撮れた写真では、義妹が見切れるようになってしまいました。それをグループLINEで共有したところ、義妹からクレームがあったようですね。そのコメントはすぐに削除されているので義妹なりの考えがあったのかもしれませんが、そのようなコメントをするということは、見切れた写真に対して不快感があったと考えられます。ほかのママたちも、そのような写真は好ましくないと思っているようです。
見切れている写真は嫌かな
『家族の誰かが見切れている写真はちょっとね……』
『自分の家族や友達からならあまり気にしないけれど、義家族からの写真なら気になるよ』
『義妹は疎外感というか、ないがしろにされているように感じたのかも。だから見切れ写真を見てより悲しくなったのかもね』
見切れているということは体が途中で切れているようになっている状態ですから、それを見たらなんだか嫌な気持ちになるものかもしれません。とくに写真を送った投稿者さんは、義妹からすれば義姉にあたる人です。嫌がらせなのかなと感じることもあるのではないでしょうか。ほかの人がみんなきちんと写っているなかで自分だけ見切れているとなれば、仲間はずれにされているような気分になってしまうのも考えられます。
加工をして送ればよかったのでは?
『私なら誰かが見切れている写真はそのままでは送らないな。赤の他人ならいいけれど、義妹だし。そりゃ感じ悪いよ。子どもたちだけを切り取って送ったらよかったのでは?』
『見切れは、身体が半分しか写ってないってことだよね? それだったらかなり嫌だな。切り取り加工して写らないようにしたほうがよかったかも』
投稿者さんは子どもたちがとても可愛らしく撮れたので、義妹が見切れていると知りながら写真を送っています。でも今回は、写真を加工して、見切れている義妹を切り取ることもできたのでしょう。ただ、その写真を撮影したときは義妹も一緒に映るように集まっていたわけですから、写っていないとなればそれはそれで不快感があるかもしれません。義妹の気持ちを考えると、その写真を送らないのもアリだったのではないでしょうか。
義妹も「言い過ぎた」と感じたのかも……?
『義妹は「なんで私が見切れているの!? 嫁いびりなの、これ!? ひどい!」と思った後、「子どもたちを撮ったのか……私は写り込んだり込んだだけなのね……」と思って送信を取り消した』
『消したということは、まずいことを言ってしまったと思ったんだよ。見なかったことにしてスルーしてあげたらいい』
自分が見切れている写真が送られてきたら、決して気持ちのいいことではないのでしょう。とくに送ってきたのが義理の姉となれば、意地悪をされている、仲間はずれにされているように感じてしまうこともありますね。義妹は不安になったでしょうし、そのような写真を送ってきた投稿者さんに苛立ちもあったのかもしれません。とっさに見切れている理由を問うコメントをしてしまいましたが、写真をよく見ると子どもたちがとても可愛く写っているとなれば、写真を送ってきた理由も理解できたのでしょう。コメントを反省したからこそすぐに削除したのではないでしょうか。義妹なりに考えたうえでの行動でしょうから、コメントは見なかったことにして、このことには触れないようにするのがよさそうですね。
また今後も写真を撮る機会はあるでしょうが、もし誰かが見切れているような写真があれば、その人に見せないような配慮は必要になってきそうです。ちょっとした気遣いかもしれませんが、それが人付き合いをよくするコツかもしれませんね。
話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術 [ 千葉佳織 ]
文・こもも 編集・みやび イラスト・マメ美
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