経験者の女性に、どのように計画的な離婚を進めたのか語ってもらいました。
自分にも彼氏がいるけれど……探偵を雇って夫の不貞を調査
桃子さん(仮名・42歳)は結婚生活10年目で、夫の不倫を確信。証拠をつかむために冷静な行動を取ったと言います。「夫の不倫疑惑は初めてではありません。それまでも何度かあったんです。実は私自身も、夫と不仲が続く中で別の男性との出会いがあり、付き合っていました。なので人のことは言えないのですが、そもそも関係性が悪化したのは夫が浮気を繰り返すから。絶対に慰謝料を取って離婚してやろうと思いました」
桃子さんは探偵事務所に相談し、夫の不貞行為の証拠を集めると決意しました。
「調査期間中、夫の不倫に気付いている素振りを見せないよう普段通りに接していました。また、夫を調査しながら、私にも恋人がいることは絶対にバレてはいけないと思い、かなり慎重に行動していましたね。
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モラハラ夫との決別に向け、証拠集めと自立の準備
専業主婦だった香織さん(仮名・39歳)は、夫のモラハラに何年も苦しみ続けていました。離婚を考えながら、じっくりと徹底的に準備を進めていたそうです。「夫からは『お前には何もできない』とか、『俺の稼ぎで生活できているんだから感謝しろ』といった言葉を日常的に浴びせられていたんです。モラハラはどんどんエスカレートしていきました。
離婚が頭にチラつくようになったものの、何をどのようにしたらいいか全く分からなくて……。大学時代から仲のいい友人に弁護士の女性がいたので、かなり力になってもらいました」
香織さんは弁護士の友人に相談しながら、証拠集めを開始。夫との会話はすべて録音し、日記にも細かく記録しました。離婚計画に気付かれないよう、夫の前では従順な妻を完璧に演じていたと言います。
さらに“離婚後の自立”を目指し、水面下で就職活動も進めていたそうです。
「専業主婦だったので、収入のない状態では離婚に踏み切れませんでした。だから資格を取ったり、仕事を探したりと少しずつ準備をしていました。ブランクがあったので就活は簡単ではありませんでしたが、最終的には友人の紹介で仕事が決まり、離婚に踏み切る勇気が持てました」
体験談からも分かるように、感情に流されず、離婚に向けて冷静に計画を立てることが成功のカギ。また、経済的にも精神的にも自立できるようしっかりと準備することも大切です。
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(文:All About 編集部)