21年東京オリンピック™で走幅跳で日本人37年ぶりとなる6位入賞を果たした橋岡優輝(26)が34年ぶりに東京で開催される世界陸上の舞台でさらなる飛躍を誓う。東京五輪の快挙から3年、メダル獲得が期待されていた去年のパリ五輪でまさかの予選敗退となった。復調へ向け、練習拠点とするアメリカ・フロリダで心新たに動き出していた。
【写真を見る】橋岡優輝「陸上人生の第2章が始まる」“一番いい色を目指す”メダル獲得へ3年間の想い【東京2025世界陸上】
陸上人生の第2章が始まる橋岡優輝:
去年の大失敗というか大きな挫折を経て、この陸上人生の第2章が始まる
失意のパリ五輪予選敗退で絶望を感じた5か月だったという。
橋岡:
立ち直るまでに結構時間かかりましたけど、アスリートの人生の中で誰しもがたぶん苦しんでる期間はあると思うんで、それが今なんだろうな、と。一種の開き直りに近いですけど、
“3年”目になってやっと形になりだすんじゃないかなっていう1年の始まりだと思います
|
|
アメリカを拠点とするようになっての“3年”。ラモント マルチェル・ジェイコブス(21年東京五輪男子100m金、男子4×100mリレー金)、ジェロム・ブレーク(24年パリ五輪4×100mリレー金)、ジュバーン・ハリソン(走高跳:21年東京五輪7位、23年世界陸上ブダペスト2位)らの中で自らを磨き上げる。何度心を打ち砕かれても、すぐそばにいる「世界トップ」らの存在によって橋岡の心は前に衝き動かされていた。
橋岡:
全員が全員世界一を目指しているというところに身を置いていることが刺激になっている。メンタル的な部分もだいぶ変化して、周りのレベルが高いので、よりもっと深く(走りを)
理解して自分が出来る動きをもっと追求しないとダメだと。
“3年”間分の想い、パリ五輪予選敗退のリベンジは、9月、東京2025世界陸上で結実する。
橋岡:
(陸上人生第2章の)第一歩が始まる、一番大きな大事な試合。ここ数年、結果が振るわない中で支えてくれた人達や応援してくれた人達に一番応援して貰えるので…メダル獲得というのは絶対的な目標。あとは色なんで、一番いい色を目指してやりたいと思います。
1999年01月23日生 埼玉県出身 八王子高〜日本大学〜富士通 183cm
18年アジア大会ジャカルタで4位入賞。19年世界陸上ドーハで8位入賞。21年東京五輪で日本勢37年ぶりの入賞となる6位。世界陸上は22年オレゴン、23年ブダペスト大会に出場。24年パリ五輪は予選敗退と悔しい結果となった。自己ベストは8m36(21年日本選手権)。
<9月13日(土)〜21日(日)国立競技場で開催>
▼男子 走幅跳
9月15日(月)予選
9月17日(水)決勝
|
|