トッテナム、“若手トリオ”が大仕事でEL16強入り! 後半終盤の3ゴールでエルフスボリを3−0撃破

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2025年01月31日 07:28  サッカーキング

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先制点を挙げたデーン・スカーレット [写真]=Getty Images
 ヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第8節(最終節)が30日に行われ、トッテナム(イングランド)とエルフスボリ(スウェーデン)が対戦した。

 ここまで7試合を消化したリーグフェーズで4勝2分1敗を記録し、勝ち点「14」の6位につけるトッテナム。プレミアリーグでは直近7試合未勝利と苦しい戦いを強いられている同クラブだが、ELはラウンド16へのストレートイン圏内で最終節を迎えた。一方で今節の結果次第ではプレーオフに回る可能性も残されており、トッテナムにとっては白星が求められるゲームとなっている。

 試合は序盤からトッテナムが主導権を握るものの、エルフスボリも堅いブロックで相手の攻撃をシャットアウト。両者大きなチャンスを作れないまま時間が経過していく。32分にはホームチームがようやく決定機を創出。敵陣左サイドに張ったルーカス・ベリヴァルがスルーパスを出し、ポケットに走り込んできたソン・フンミンが鋭いドリブルでマーカーを突破する。中に切り込みながら折り返しを送ると、DFに当たってこぼれたボールをパペ・マタル・サールがシュート。だが、GKイサク・ペッターソンのセーブに防がれてしまった。

 攻勢を強めるトッテナムは、39分に左サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたソン・フンミンはショートパスでのリスタートを選択し、再度ロドリゴ・ベンタンクールからリターンを受ける。相手選手と1対1の局面を迎えると、ボックス内左で切れ味のあるフェイントを披露。左足に持ち替えてマイナス方向に折り返しを入れる。ニアに飛び込んできたマイキー・ムーアが右足で合わせるが、抜群の反応を見せたGKペッターソンが右手一本で弾き出す。

 攻撃の活性化を狙うアンジェ・ポステコグルー監督はハーフタイムに3枚替えを実施。ラドゥ・ドラグシン、イヴ・ビスマ、デヤン・クルゼフスキがピッチに送られた一方、疲労の色が見えたソン・フンミンなど主力選手が交代となった。しかし、66分にアクシデントが発生。投入から間もないドラグシンが右ひざを痛めてプレー続行が不可能に。負傷交代を余儀なくされ、ポステコグルー監督はプランの変更を強いられた。

 そんななか、70分にトッテナムが均衡を破る。ポゼッションで相手を押し込みながら、敵陣右サイド深くでのパス交換でエルフスボリを翻弄。ムーアからペドロ・ポロを経由してクルゼフスキへとボールがわたり、左足に持ち替えながらペナルティエリア右角でクロスを供給する。インスイングのボールはゴール方向に飛んでいき、飛び込んできたデーン・スカーレットがヘディング。ドラグシンの負傷によりスクランブル投入された20歳が先制弾をもたらした。

 さらに、84分にはオインダモラ・アジャイが味方とのワンツーからグラウンダーのシュートを突き刺し追加点を奪取。後半アディショナルタイムにもムーアが得点を挙げ、3−0でトッテナムが勝利した。なお、この結果によりラウンド16へのストレートインが確定。敗れたエルフスボリはリーグフェーズ敗退が決まっている。決勝トーナメントプレーオフは来月13日から開幕。決勝トーナメント本戦となるラウンド16は3月6日にスタートする。

【スコア】
トッテナム 3−0 エルフスボリ

【得点者】
1−0 70分 デーン・スカーレット(トッテナム)
2−0 84分 オインダモラ・アジャイ(トッテナム)
3−0 90+4分 マイキー・ムーア(トッテナム)

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