84歳のおばあちゃんがオリジナルのラグマットを作る「タフティング」に挑戦する動画がTikTokとInstagramに投稿されました。こだわりの色合いと温かみのあるすてきなデザイン、そしておばあちゃんの優しい語り口調が大きな反響を呼んでいます。
動画を投稿したのは、繊維の産地“尾州”の染色工場でタフティング体験教室を開催している小川染色(愛知県一宮市)の公式アカウント。体験教室では自社で染色した風合いの良い糸を140色用意し、好きなものを選んで世界に1枚のオリジナルラグを作れます。
●84歳のおばあちゃんがタフティングに挑戦
今回タフティングに挑戦したのは、Instagramもスマートフォンゲームもこなすという84歳のスーパーおばあちゃん。動画のナレーションもおばあちゃんがこなしています。
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まずはラグにする絵柄を決めます。おばあちゃんが選んだのは、冬に美しく咲く花・ツバキ。これをお孫さんがイラスト化し、布に投影して下書きをします。
続いて、打ち込む糸を140色から選びます。おばあちゃんが選んだのは、明度が異なる赤やピンクの花の色、葉を表現するグリーン、そして背景に使うクリームがかったホワイトなど複数色。これをおばあちゃんは「こだわりの色です」と紹介しました。
いよいよ糸を打ち込む工程へ。およそ1.4キロもあるタフティングガンを抱えて布の上を滑らせるように糸を入れていくおばあちゃんは、「縦線が得意なので、ひたすら縦線担当」なんだとか。打ち込みを終えると、「うれしいなぁー!」と喜びを口にしました。ちょっと照れたような口調がかわいい……。
●仕上がった美しいラグ
後日、寒い日に畑仕事をお休みにしたおばあちゃんは、ラグの仕上げをすることに。椿の花部分の色分けをし、最後はお孫さんが表面を美しく整えます。
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そして、ついにおばあちゃんの手作りラグが完成! クリームホワイトの中に赤い椿を大きく描いた、和モダンな雰囲気がステキです。葉や花びらは濃淡の異なる複数色を組み合わせることで、奥行きを感じるデザインに仕上がりました。
●おばあちゃんの挑戦に反響
ラグを手にして「みんなもやってみてね。楽しいよ〜」と笑顔を見せたおばあちゃんの動画には「おばぁちゃんのセンスの良さと温かみが感じられますね」「すごいきれいにできてますね!」とラグへの称賛や「お孫さんとの関係も全てがすてき」「おばあちゃんのゆっくりしたしゃべり方好きやわぁ」とほっこりする声が集まりました。
また「タフティング、初めて聞きました。自分好みのラグが作れるっていいですね」「近くにあったら体験してみたいです!」と、タフティングに興味をひかれたという声も寄せられています。
動画提供:小川染色 | 尾州の染色工場 | タフティング体験教室
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