道路沿いのガソリンスタンド → 思わず二度見の“看板”が200万表示　“謎表記”の理由を運営元に聞いた

　道路沿いで見かけたガソリンスタンドの看板をよく見ると……。思わず二度見してしまうユニークな表記がX（Twitter）で話題に。投稿は記事執筆時点で210万回以上表示され、約5万3000件の“いいね”を獲得しています。

【画像】思わず二度見の“看板”

　投稿者は、モータースポーツが大好きで「アルファロメオ」を所有するというXユーザーのshihoさん。注目を集めているのは、Xに投稿した「この前初めて見たガソリンスタンド」の写真です。

　黒いシンプルな外観のガソリンスタンドですが、看板を見ると……和風の書体でたった1文字、「油」という漢字が掲げられています。なんて潔いんだ……。

　さらに、店舗の屋根に書かれたアルファベット表記は「Oil」でも「Gas」なく「Abura（油）」。徹底的に日本語表記を貫いています。

●実際に利用している人からは「ここ安いんだよね」の声も

　斬新すぎるガソリンスタンドに、リプライ欄などでは「石油王が経営してそう」「新手の油そば屋？」「渋すぎる」「なに油売ってんだよ！」といったさまざまな反響が寄せられました。また、写真に写ったガソリンの価格に「お安い」「近所にできないかなぁ」という声も上がっています。

●首都圏で計8店舗を展開する「油セルフ」

　このガソリンスタンドは、ライフ白銅（東京都中央区）が運営するセルフサービス型スタンド「油セルフ」。記事執筆時点では、首都圏の1都4県で計8店舗を展開しています。

　周辺のガソリンスタンドより比較的安価である理由は、タイヤ交換やオイル交換といったサービスを行っていないこと、石油元売りの系列に属さずブランド料を加算しないことなどの理由を挙げています（公式サイト「よくある質問」より）。

●「油」の看板の理由

　ねとらぼ編集部がユニークな看板の由来を聞いたところ、前々社長が「ガソリンスタンドであることをシンプルに分かりやすく表現したい」と考えた結果この表記になったとのこと。漢字で1文字にすれは、日本人にはインパクトがあり認識しやすいのではないかと考えたそうです。