ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫に、アル・ナスル(サウジアラビア)から関心が寄せられているようだ。30日、イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』などが伝えている。
現在27歳の三笘は、川崎フロンターレを経て2021年8月にブライトンへ完全移籍加入した。ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)へのレンタル移籍を経て、2022−23シーズンからチームに復帰すると、徐々に存在感を発揮。ここまでクラブ通算92試合出場で18ゴール16アシストを記録しており、今月19日のマンチェスター・ユナイテッド戦ではかつてレスターで活躍した岡崎慎司氏が持っていた日本人プレミアリーグ最多ゴール記録を更新する通算15ゴール目を挙げていた。
今シーズンここまでプレミアリーグで全23試合に出場したブライトンでは唯一の選手になっている三笘は、2027年6月30日まで契約を締結しているが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやセネガル代表FWサディオ・マネらを擁するアル・ナスルから関心が示されているという。
アル・ナスルは現在サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)で暫定3位に位置していることから、後半戦の巻き返しに向けて攻撃陣の補強に動いており、アストン・ヴィラに所属するコロンビア代表FWジョン・デュランを6500万ポンド(約124億円)で獲得することで合意したことも報じられている。
そんななか、アル・ナスルはデュランに加え、三笘の獲得も狙っている模様で、6500万ユーロ(約104億円)と見られるオファーが提示されたものの、ブライトンは三笘を売却するつもりがないことから、即座にオファーを拒否したことが伝えられている。
それでも、『BBC』によると、アル・ナスルは三笘の獲得を諦めてはおらず、より高いオファーを準備して再提示する可能性があることも指摘しており、今後の動向にも注目が集まることになりそうだ。