1月30日、ヨーロッパリーグ(EL)、レアル・ソシエダ対PAOK戦の撮影取材のため、スペイン北部バスク州サン・セバスティアンを訪れた。
ソシエダに所属する久保建英は、連戦の影響によりターンオーバーでベンチからのスタートとなった。
この日は、今季加入したものの、ここまで期待に見合う活躍を見せることができていなかったオーリ・オスカールソンの起用が大当たりとなった。前半43分と後半3分に頭で合わせた2ゴールだけでなく、VARで取り消されたゴールや、バーを直撃するシュートもあった。
久保は後半28分からの出場となった。2点リードの状況ではあったが、ビハインドのPAOKが攻勢を強めており、久保とミケル・オヤルサバルの投入により、再度ゲームをコントロールしようというイマノル・アルグアシル監督の意図が見てとれた。
右サイドに入った久保は攻撃の起点となり、久保がボールを持った際には、観客席より「KUBO」というかけ声が上がっていた。
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久保は自らシュートを1本放っただけでなく、何度か味方の決定機をお膳立てしたが、ゴールにはつながらなかった。それでもチームはしっかりと完封し、ホームスタジアムで2−0の勝利を飾った。
今季からレギュレーションが大きく変わったELは、リーグフェーズの1〜8位が決勝トーナメントにストレートイン。9〜24位が残り8枠をかけホーム&アウェーでプレーオフを戦う。
ELのリーグフェーズを13位で終えたソシエダはプレーオフを戦うことになる。このため、ラ・リーガに加えて国王杯、ELと、しばらく週2試合ペースの過酷な日程が続くことになる。
久保の起用がソシエダの勝敗に大きく影響している現状だが、指揮官にとっては久保のプレー時間をコントロールしながらの采配になりそうだ。
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