レンヌは30日、ホルヘ・サンパオリ監督の退任と、ハビブ・ベイェ氏の新監督就任を発表した。
過去5シーズンで3度トップ4に入るなど、近年のリーグ・アンで比較的安定した成績を収めていたレンヌだが、今シーズンは開幕直後から不安定な戦いが続き、10試合を3勝2分5敗という成績で終えると、ジュリアン・ステファン元監督の解任を決断。昨年11月11日からはかつてチリ代表やアルゼンチン代表、セビージャなどを率いたサンパオリ監督が率いていた。
就任後5試合は3勝2敗で終えたものの、以降は5連敗を喫しており、リーグ・アンでは現在昇降格プレーオフ圏内となる16位に低迷してしまっている。後半戦の巻き返しに向け、レンヌは今月27日にセルティックから日本代表FW古橋亨梧を獲得したことを発表し、サンパオリ監督は「彼は私たちが熱望していた選手であり、チームに厚みをもたらしてくれると思う」と期待を語っていたが、同選手がデビューする前に双方合意の上で退任することが明らかになった。
後任に決まった現在47歳のベイェ氏は、現役時代にマルセイユやニューカッスル、アストン・ヴィラなどでプレーした。2021年6月にレッドスター(フランス)でコーチに就任し、指導者キャリアをスタートさせると、同年9月には同クラブの指揮官に就任。2023−24シーズンには3部で優勝を果たし、6季ぶりとなる2部昇格に導いた後、昨季限りで退任していた。
なお、レンヌは条件付きでの1年の延長オプションが付随した今シーズン終了までとなる契約をベイェ氏と締結し、31日のトレーニングから指揮を執ることを明らかにしており、初陣は2月2日に行われるリーグ・アン第20節のストラスブール戦となっている。