今冬レンヌに加入した日本代表FW古橋亨梧がリーグ・アン公式を通じて取材に応じ、フランスで感じた違いや手応え、そして古巣セルティックへの想いを語ってくれた。
今月27日に完全移籍でのレンヌ加入が発表され、すでにチームに合流済み。レンヌでの練習についての率直な感想を聞くと、古橋はこう話してくれた。
「練習で感じたのは、一人ひとりの技術や身体能力が高い。1対1の局面でスルスルと抜いて行ったり、一人二人を剥がすのは当たり前なので、毎日の練習からすごく刺激をもらっています。特に1対1で剥がすのが一番の違いだと思います。足が伸びてくるし、ドリブルで仕掛ける時も無駄な力が入っていない。体を当てに行っても衝撃を受け流して、逆に利用して前に入っていくようなプレーはすごいなと感じています。すごく楽しいですし、試合をするのが楽しみです」
もちろん「自分のスピードは強みなので生きてくると思う」と手応えも感じている。チーム合流間もないが「コミュニケーションを取りながら、少しずつ合わせていく努力をしている」そうだ。「ファンの皆さんに一日でも早く認めてもらい、応援したいと思ってもらえるように自分が出せるものを出したい」と意気込んでいる。次節は2月3日(月)日本時間午前1時15分キックオフ、ホームでのストラスブール戦でリーグ・アンデビュー、そしてチームを勝利に導くゴールを狙っていく。
また「シーズン途中にも関わらず、送り出してくれたセルティックには感謝しています」と3年半在籍した古巣への感謝も語ってくれた。レンヌ移籍が発表された翌日、SNSを通じてセルティックのファンに向けた感謝の気持ちを発信した。X(旧Twitter)のいいね数は、1月31日時点で2万超を記録。大きな反響を呼んでいる。古橋は「離れて改めて感じることもあります。自分がどれだけたくさんの方に愛していただき、応援していただいていたのか。すごく伝わったので感謝しかないですし、途中で移籍したのにも関わらずいまだにたくさん『頑張って!』というメッセージが来ます。自分ができることは今このクラブで自分らしくゴールを決めたり、チームを勝たせるプレーをすれば、皆さんに届くと思うので頑張りたいです」と“吉報”を届けることを誓った。
セルティックでは公式戦通算165試合に出場し、85得点19アシストを記録。2022-2023シーズンは25得点で得点王と最優秀選手をW受賞し、計8つのタイトルを獲得した。「いろいろなことがありましたけど、いい思い出しかないですし、いいチームメイトにしか囲まれなかった。初めての海外移籍で最初のチームが、セルティックで良かったなと思います」と改めて振り返った。
取材協力=リーグ・アン
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
【惜別の投稿】古橋亨梧が古巣セルティックのファンに感謝を綴る
pic.twitter.com/IyYCynAZzg— Kyogo Furuhashi 古橋 亨梧 (@Kyogo_Furuhashi) January 28, 2025