マリナーズ、強打の内野手ポランコと再契約　昨季はキャリアワーストの打撃成績に低迷

◆ 強力スイッチヒッターの復調に期待

　現地時間30日、シアトル・マリナーズがFAのホルヘ・ポランコ内野手（31）との再契約に合意したと米複数メディアが報じた。契約は1年700万ドルとされ、2026年シーズンは球団と選手の相互オプションとなっている。

　ドミニカ共和国出身のポランコは2014年にツインズでMLBデビュー。2019年には打率.295、22本塁打、79打点、OPS.841の活躍を収め、オールスターゲーム初出場を飾った。2021年にはキャリア最多となる33本塁打・98打点を記録するなど、11シーズン通算950試合に出場して打率.263、128本塁打、OPS.765をマークしている。

　昨季オフに1対4の大型トレードでマリナーズへ加入し、正二塁手として118試合に出場するも、打率.213、16本塁打、OPS.651とキャリアワーストの成績に低迷。昨季終了後に球団が1年1200万ドルの契約延長オプションを破棄したことでFAとなり、結果的に減俸での残留となった。

　米メディアによると、今季のマリナーズはポランコを三塁手として起用する方針だという。昨季22本塁打のルーク・レイリーが一塁、ユーティリティ部門でゴールドグラブ賞を獲得したディラン・ムーアが二塁、J・P・クロフォードが遊撃を守り、ポランコが三塁に転向。新加入のドノバン・ソラノがバックアップを務める布陣が予想されている。