米首都ワシントン近郊のロナルド・レーガン空港付近で、複数のフィギュアスケート関係者が搭乗していた旅客機と軍用ヘリコプターが空中衝突した事故を受け、日本スケート連盟は31日、長島昭久会長の署名で追悼声明を発表した。
「多くの関係者とファンは、USフィギュアスケート関係者を巻き込んだワシントンD.C.での飛行機事故における悲劇的なニュースに深い悲しみを感じています。日本スケート連盟および日本のスケートコミュニティ全体を代表いたしまして、この悲惨な出来事に影響を受けた選手、コーチとその家族、ご友人、同僚のみなさまに心からの哀悼の意を表します。スケートファミリーのみなさまたちと悲しみを共有する中で、私達はこの困難な時にUSフィギュアスケートと団結し、この大きな損失に悲しむすべての人々に支援と思いを捧げます」とした。
出発地の米中西部カンザス州ウィチタでは、今月26日までフィギュアスケートの全米選手権が開催されていた。大会後に同地で育成年代の合宿が行われており、旅客機には日本で開催された94年世界選手権ペアで優勝した元ロシア代表のワジム・ナウモフさん(55)とエフゲニア・シシコワさん(52)やボストンスケートクラブの若手有望選手ら、フィギュア関係者が搭乗していた。
ボストンのスケートクラブはSNSで声明を発表。「飛行機に乗っていたスケーター、コーチ、保護者のうち、6人がボストンスケートクラブのメンバーだった。私たちは悲しみに打ちひしがれ、言葉も出ません」とした。同クラブによれば、13歳と16歳の若手有望選手も含まれていたという。
同クラブ出身で94年リレハンメル五輪女子銀メダルのナンシー・ケリガンさん(55)はCNNの取材に「どう受け止めたらいいのか分からない」と涙ながらにコメントした。
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また、94年世界選手権女子シングルで優勝している佐藤有香さん(51)も、自身のインスタグラムのストーリーズを更新。フィギュア関係者数名が搭乗していたことを伝える米スケート連盟の投稿を引用し、「Prayers and Condolences to everyone who is effected by this tragedy(この悲劇に見舞われたすべての人々に、祈りと哀悼の意をささげます)」と記した。
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