平成以降初の「3歳1勝クラス」でデビューVへ 矢作厩舎が“奇策”で米G1馬の仔を送り込む

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2025年01月31日 17:30  netkeiba

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ホウオウアートマンの半兄のディアスティマ(撮影:下野雄規)
 米G1を3勝した名牝を母に持つホウオウアートマン(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が、土曜京都9Rの白梅賞(3歳・1勝クラス・芝1600m内回り)でデビュー勝ちを狙う。

 ホウオウアートマンは父ドゥラメンテ、母スウィートリーズン、母の父ストリートセンスの血統。母は13年のスピナウェイS、14年のエイコーンS、テストSと米G1を3勝。15年11月のファシグティプトン・ノベンバーセールにおいて、ノーザンファームの吉田勝己代表によって270万ドル(当時のレートで約3.2億円)で落札された。半兄のディアスティマは21年の札幌日経オープンの覇者。23年には目黒記念で2着、日経賞で3着となっている。

 ここまで坂路とCWを併用して乗り込まれてきた。東京の新馬を除外となっての参戦。それだけに楽な競馬にはならないだろうが、攻め時計は水準以上だけに侮れない。世代限定の1勝クラスでデビューするのは、20年のりんどう賞のレッツゴーアスク(3着)以来で、勝てば少なくとも平成以降では初めて。珍・快挙から春の大舞台に突き進むことができるか、その走りに要注目となる。

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