その強固さは欧州屈指!…磨かれた“堅守”を武器に初のCL制覇を目論むアーセナル

0

2025年01月31日 18:35  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

CLリーグフェーズを3位で終えたアーセナル [写真]=Getty Images
 チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズは現地時間29日をもって全日程が終了し、決勝トーナメントやプレーオフに進出するチームが確定した。

 今シーズンから大会フォーマットが大幅に変更され、異なる8チームとの直接対決の結果によってリーグフェーズの順位を決めることとなったCL。レアル・マドリードやバイエルン、パリ・サンジェルマン(PSG)マンチェスター・シティ、ユヴェントスらがプレーオフへ回ったなか、リヴァプールやバルセロナ、インテルらが8位以内に入り、決勝トーナメントへの“ストレートイン”を決めた。

 昨シーズンに欧州最高峰の舞台への返り咲きを果たしたアーセナルは、8試合を6勝1分1敗という成績で終え、リヴァプール、バルセロナに次ぐ3位でリーグフェーズを終えた。初戦はアタランタとスコアレスドローに終わったが、第2節ではPSGを2−0で撃破。シャフタール戦の勝利を挟んでインテルに敗れたものの、その後はスポルティング、モナコ、ディナモ・ザグレブ、ジローナを相手に4連勝を飾り、ベスト16への切符を掴んだ。

 際立っていたのが守備の堅さだ。リーグフェーズで喫した失点はわずかに「3」と、1失点のインテルに次いでリーグフェーズに参戦した全36チーム中2番目の少なさとなっている。そもそも相手チームに決定機を作られることが極端に少なかったようで、データサイト『Opta』によると、8試合を通しての被枠内シュート本数と「5.8」という被ゴール期待値はいずれも36チーム中最少だという。

 ドイツ代表FWカイ・ハヴァーツやノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアが猛然とプレスをかけ、中盤にはボール奪取力に長けたイングランド代表MFデクラン・ライスやガーナ代表MFトーマス・パルティらがずっしりと構える。フランス代表DFウィリアン・サリバとブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスのセンターバック(CB)コンビは相変わらず鉄壁で、最後尾に構えるスペイン代表GKダビド・ラヤも在籍2年目の今シーズンはレベルの高いパフォーマンスを続けている。アタランタ戦でイタリア代表FWマテオ・レテギのPKをセーブし、直後に放たれたシュートを片手で掻き出したプレーは、初戦を落とさなかったという意味で、チームにもたらしたと勢いと影響力は絶大だろう。

 堅守を武器にこのまま初の欧州制覇へ駆け上がることはできるだろうか。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)では、ユヴェントス、ミラン、フェイエノールト、PSVのいずれかと対戦する。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定