ミャンマーで起きた軍事クーデターからあすで4年となるのを前に、軍事政権は非常事態宣言の延長を発表しました。宣言の延長はこれで7回目となり、内戦状態のさらなる長期化が懸念されます。
ミャンマー軍のトップ、ミン・アウン・フライン総司令官は31日に開かれた会議で、今月末が期限となっていた非常事態宣言をさらに半年間延長すると発表しました。
ミャンマー軍は2021年2月にクーデターを強行し、非常事態宣言を出しましたが、その後の民主派や少数民族の勢力による武装抵抗に苦戦を強いられ、宣言の延長を繰り返しています。
軍は、中国などからの支援を受ける形で今年11月に総選挙を実施し、その後、民政移管を行う方針ですが、民主派側は徹底抗戦の構えを崩しておらず、内戦状態のさらなる長期化が懸念されます。
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