今月28日に韓国の航空機で起きた火災。原因は、モバイルバッテリーの発火とみられています。
日本でも発火事故が相次ぐ中、どう注意すればよいのでしょうか?
日比麻音子キャスター:
いまは一人1つだけではなく、複数持っている人も多くいるモバイルバッテリーですが、発火事故を防ぐため、発火や爆発などの前兆についてNITE(製品評価技術基盤機構)に聞きました。
【モバイルバッテリー発火の前兆】
▼バッテリーの使用可能時間が短くなった
▼異音・異臭がする
電解液が漏れたら甘いにおいがしたり、プラスチックが少し焼けたようなにおいがするといった特徴も
▼異常に熱くなる
▼リチウムイオン電池が膨らむ
リチウムイオン電池は膨らみがわかった時点で使用は中止する
また、事故を防ぐためにどのような事に気を付ければ良いのでしょうか。
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▼充電は推奨されている充電器、いわゆる正規品を使う
▼高温になる場所に放置しない
▼大きな衝撃は避ける
モバイルバッテリーは精密機械なので、ズボンなどのポケットに入れて転んだり、踏んづけたりすることも衝撃に繋がる可能性も。
▼長期間使用しないとき電池残量を50%前後にして保管しておく
3か月に1度、充電をして電池残量が50%前後あるか確認すると良い
▼性能が劣化したバッテリーを使用しない
3年以上経ったバッテリーでの事故件数が多いため、使用してから何年使用しているかを確認を
自分が使っているバッテリーが大丈夫か不安な人は、メーカーに問い合わせて相談してみるというのもいいかもしれません。