ディプティック「オルフェオン」に青の限定ラベル　60年代のジャズクラブに着想

　「ディプティック（Diptyque）」が、1960年代のパリのジャズクラブにインスパイアされたオードパルファン「オルフェオン（Orphéon）」（30mL 1万3420円、75mL 2万9700円）の限定デザインを2月18日に発売する。

　1961年に創業したパリのディプティック本店の横には、オルフェオンという名のジャズクラブが存在した。夜通し流れる音楽のリズムや芸術家たちの出会いで活気に満ち、ディプティック創業者たちにとっては隠れ家のような場所であると同時に、独創的なインスピレーションの源でもあったという。
　そんな熱気みなぎるムードを、ディプティックが香りで再現。温もりがあり心を落ち着かせるシダーは、古色を帯びた木製のカウンターやテーブルを連想させ、シルキーなニュアンスのトンカビーンズは、ほのかに残るタバコの余韻を思わせる。生き生きと輝くようなジュニパーベリーの香りは、ジンカクテルとクラブ内のざわめきを想起させ、最後のジャスミンが、オルフェオンに集う男女がまとっていたフレグランスの繊細な残り香を漂わせる。
　今回登場するブルーとシルバーの限定ラベルは、オルフェオンに実在した柱へのオマージュ。全面にファセットカットミラーがあしらわれたこの柱は、パリのディプティック本店で現在も展示している。ドリンクキャビネットに着想したプレミアムセット（4万4000円）は、上質なオーク材製ボックスと75mLサイズのフレグランスのセット。キャビネットのようにボックスを開くと、ミラー張りの扉の中央にフレグランスボトルが現れる仕様で、ボックスの外側には手彫りでオーバルラベルやイラストをデザインした。また、単品では新たに30mLサイズのボトルを用意する。
　限定オードパルファンの発売に合わせ、スモールキャンドルのデュオセット（各70g 1万2540円）も登場。「ナルギレ（Narguilé）」と「ジェネヴリエ（Genévrier）」の香りを揃え、ジャズクラブ オルフェオンの熱気あふれる洗練されたムードをタイムカプセルのように蘇らせる。

■ディプティック：公式オンラインストア