「やられたな」 ベトナムで「FUJITSU」だと思って購入した家電→“衝撃の正体”に思わず戦慄

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2025年02月01日 07:33  ねとらぼ

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ねとらぼ

こちらが「FUJITSU」(出典:PIXTA)

 妻が買ってきた家電をよく見たら、とんでもないシロモノだった――。ベトナムで売られていた怪しすぎる商品が、X(Twitter)で話題です。


【画像】FUJITSUだと思って買った商品


●ロゴをよく見たら……?


 投稿者は17年間ベトナムで暮らし、現地で得た情報や考え方を発信している今井淳一さん。事の起こりは、妻が「ルンバ買ったよ、しかも100万ドンしなかった、安いでしょ!」と、喜々として買ってきたロボット掃除機でした。


 100万ドンは約6180円(執筆時点)ですから、その言い方からすると価格はおそらく5000〜6000円。ロボット掃除機の値段としては確かに安いのですが、商品からは偽物臭がプンプン漂ってきます。


 まず、メーカーからして「FUJISU」。FUJITSU(富士通)ってロボット掃除機作ってたっけ……? と一瞬考えてしまいましたが、そういう問題ではありませんでした。これ「T」が足りないよ「フジスー」だよ!!


 加えて、 商品名は「DEEBOT L10S Ultra」と、ロボット掃除機ブランドの「DEEBOT」を冠していながら、他社の「Dreame L10s Ultra」ともそっくりの名称。それでいて表示は「Made in Japan」と、ツッコミどころだらけです。


●トドメの「変な日本語」に笑い


 さらに箱の裏面を見ると、「モップを作ろうそしてほうきの嫉妬」という謎のキャッチフレーズ。脇の英文では「ロボット掃除機の威力でモップとほうきを嫉妬させてやろう」的なことを言っているのですが、機械翻訳がうまくいかなかったようです。


 きわめつけは、「富士通」っぽく見せた社名なのに、そのモットーは日立の「Inspire the Next」。今井さんが「妻よ、やられたなぁ、こりゃ」とつぶやいた投稿は、「ネタとしては最高の買い物」「多方面にケンカを売るスタイル」「不実ですね」などとさまざまな反応を呼んだのですが、エピソードにはまだ続きがありました。


●その後FUJISU社はアクセス不能に


 反響があったことを今井さんが妻に伝えたところ、「実はそれだけじゃないの!」と、新たな事実が明かされました。そもそもこの商品、彼女はFacebookで「FUJISU社バクニン倉庫大火災、被害甚大でベトナム市場撤退、涙の在庫一掃セール、買って支援を!」との投稿を見て買ったのだそうです。


 ところが、調べてみると、そんな大事故の報道は皆無で、Facebookの画像も明らかに別のニュースからの転載。そして、既にFUJISU社のサイトはアクセス不能になっていたそうです。フェイクニュースで同情を誘って売り逃げってこと……? リプライでは「相手の優しさに付け込む手口の典型例」などと指摘されています。


画像提供:今井淳一さん



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