アル・ナスルは1月31日、アストン・ヴィラからコロンビア代表FWジョン・デュランが完全移籍で加入することを発表した。
契約期間は2030年夏までの5年半となり、背番号は「9」に決定。イギリスメディア『BBC』によると、移籍金は最大で7100万ポンド(約137億円)に達する可能性があるようだ。なお、移籍金の一部は契約の転売条項により、古巣のシカゴ・ファイアー(MLS)が受け取ることになるという。
現在21歳のデュランは、エンビガド(コロンビア)の下部組織で育ち、2019年2月に15歳と1カ月28日でトップチームデビューを果たした。シカゴ・ファイアーを経て、2023年1月にアストン・ヴィラに完全移籍で加入。今シーズンはここまで公式戦29試合に出場し、途中出場がメインながら12ゴールを記録していた。
昨夏にはチェルシーからも関心が寄せられていたなか、昨年10月には2030年6月30日までアストン・ヴィラとの契約を延長。今冬にはウェストハムから移籍金5700万ポンド(約110億円)のオファーが届いたものの、アストン・ヴィラによってすぐに拒否されていた。
そんななか、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやセネガル代表FWサディオ・マネらを擁するアル・ナスルが、リーグ後半戦の巻き返しに向けて攻撃陣を牽引するストライカーとしてデュランに接近。週給32万ポンド(約6157万円)とも噂される破格のオファーで移籍成立に至った。
【公式画像】アル・ナスルがデュラン獲得を発表
Number 9, the legacy lives! 🌟 pic.twitter.com/7JOS50Wjlj— AlNassr FC (@AlNassrFC_EN) January 31, 2025